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2018年07月01日20:04

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『発掘された日本列島2018』に行って来た。

まだ7月に入ったばかりだというのに、うだるような暑さの中、負けずにお出かけ。。(;´Д`)

江戸東京博物館「発掘された日本列島2018 新発見考古速報」
【展覧会HP】https://www.edo-tokyo-museum.or.jp/s-exhibition/project/21417/%e7%99%ba%e6%8e%98%e3%81%95%e3%82%8c%e3%81%9f%e6%97%a5%e6%9c%ac%e5%88%97%e5%b3%b62018%e3%80%80%e6%96%b0%e7%99%ba%e8%a6%8b%e8%80%83%e5%8f%a4%e9%80%9f%e5%a0%b1/
フォト
日本列島各所では、毎年8000件近い発掘調査が行われていると云う。そのうち、近年発掘された遺跡や、成果がまとまった注目の遺跡について、展示紹介しようという企画。
例年、この時期の東京会場(毎年江戸東京博物館だ)を皮切りに、半年ほどかけて全国5会場を巡回する本展(今年はこのあと石川・岐阜・広島と川崎市を巡回するらしい)、わしは今年で5年連続か、6年連続か、、それくらいの拝観m(__)m

今年は、特集の装飾古墳の展示が特に興味深かった。
福岡や熊本のあたりに、装飾古墳が結構な数存在してるのは以前から知っており、そのうちのいくつかは是非現地を訪ねてみたいと思ってもいたのだが、東北地方にも、これほど多く装飾古墳があるとは知らなかった!
発掘成果や保存状況の紹介を、興味津々で拝見した。
会社の同僚に、福島原発のすぐ近くの双葉町出身の人がいて、あの震災による原発事故のために、この先何十年かは立ち入りが出来ないと云われているその町の小学校の裏山に、装飾古墳があり、彼は小学生の頃に見たというその壁画を覚えていて、いつか、歴史や文化財が大好物のわしに話して聞かせてくれたことがあったので、本展でも紹介されていた「清戸迫横穴」については存在だけは知ってたが、現在警戒区域内にあって一般人は近づくことが出来ないこの遺跡の保存状況などを知ることも出来た。
そう、この特集では、東日本大震災や熊本地震によって被災した装飾古墳がピックアップして紹介されていたのだ。

装飾古墳以外で興味を惹かれたものは、加曽利貝塚関係のモノ。
フォトフォト
こちらは、先日現地を訪ねて来たばかりなので。
有名な《埋葬された縄文犬の遺骨》は、現地の博物館になかったと思ったら、こちらの会場に出張中だったようで(*´▽`*)

そしてこちらが、個人的には今年いちばんの《掘り出し物》♪
フォトフォト
群馬県渋川市にある金井東裏遺跡から出土したという、古墳時代の人骨。
特徴は、甲冑を着たままの状態であるということ。普通出土する甲冑は、古墳の副葬品として発掘されるものばかりで、甲冑を着たままの人骨が発掘されるのは、これが初めての事例とのこと!
金井東裏遺跡は、榛名山の噴火に伴う軽石や火砕流で、短期間で埋没した遺跡だそうで、被災直前の状況がそのまま残されていたということなので、この《甲冑を着た古代人》も、火砕流に飲み込まれてそのまま千数百年、膝を折って突っ伏したこの姿勢のまま、土中に埋まっていたのかな? と。

いやー、発掘遺跡って面白い♪
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