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2018年03月20日00:33

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『スタートッレク:ディスカバリー#10我の意思にあらず』配信

『スタートッレク:ディスカバリー#10我の意思にあらず』
<ストーリー>
 ディスカバリーが胞子ドライブによって出現した場所は平行世界の一つで地球帝国が宇宙を支配するミラーワールドだった。ここから脱出するためにはかつてこの宇宙に漂着したデファイアントのデータが必要と知ったマイケルたちは・・・
<コメント>
 第一シーズンの後半はミラーワールドでの冒険。これはなかなか見事な展開で、これまでの作品でも何度も単発エピソードとして描かれたミラーワールドの世界を数話に渡って舞台にするという製作者の冒険心に驚く。
 特に今回の話では演出を『新スタートレック』のライカー副長ことジョナサン・フレイクスがやっているのも特筆もので、切れのある演出というだけでなく「ユーモア感」をきちんと出しているのがある意味『ディスカバリー』では異色。なんと言っても地球帝国の僚船に接近されて応答しないと攻撃されるという緊張の場面でなんとこの世界でのディスカバリーの船長がティリーだと知って全員が驚愕したり、いつもは重厚なロルカが呑気な機関員に扮して返答したりともう大笑い。本来ならサスペンスフルに描けるシーンをまさにお笑いの原点である緊張と緩和を演出で体現してくれた。こういうところがやはり長年『スタートレック』を演出してきたフレイクス監督のポリシーなんだろうな。次の話でのT.C.スコットの手馴れたいわゆる職人監督の演出が見事なまでに笑いを封じたシリアスでサスペンスフルなのと対照的だけれども、そういったふり幅こそが作品の魅力に繋がってくるのであるし。


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