猪口咲きやラッパ咲きなど、「開ききらない」花形の椿をワビスケ(侘助)と呼ぶことがあります。
しかし、そう呼ばれる多くは、侘芯であったり、侘助咲きであったりして、本来の侘助ではありません。
写真は今咲いてゐる有楽(ウラク)で、正真正銘のワビスケです。
先日(1/24)紹介したコチョウワビスケ(胡蝶侘助)は侘芯でワビスケではありません。
これから咲くエイラク(永楽)はワビスケでも侘芯でもないのに、通称黒侘助と呼ばれます。
好事家は次の二条件を満たす椿のみを侘助と呼びます。
「葯(やく・雄しべの先端の花粉を作る器官)が退化して花粉を作らない」こと
「ウラク(有楽)ツバキそのもの、あるいはウラクツバキの子孫であるこ」こと
12月まで咲いてゐたシロワビスケ(白侘助)はウラクの子孫で本物のワビスケでした。
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