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2018年02月05日20:44

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「ベロニカとの記憶」

2011年のブッカー賞を受賞した英国小説「終わりの感覚」を映画化したミステリードラマで、イギリス映画です。

舞台はイギリス、ロンドン。
引退後、中古カメラ店を営む初老でバツイチの男トニーに、弁護士から40年前の学生時代に別れた恋人ベロニカの母親の遺言で譲渡するものがあるという手紙が届きます。
託されたのか高校時代の友人で、ケンブリッジ在学中に自殺したエイドリアンの日記でした。トニーと別れた後、ベロニカは彼の恋人になったのですが、その日記がなぜ母親のところにあったのか?そして、何故かベロニカは、それをトニーに渡そうとしないのでした。
別れた妻に事情を話しながら、トニーは40年前の青春時代をノスタルジックに追想します。過去と現在が交錯して描かれ、トニーはベロニカと再会を果たしますが、記憶が揺らぎ始め・・・。

青春の危うさ、残酷さ、そして人は記憶を都合よく書き換えて生きていくものだと改めて思い知らされます。
出演場面は多くないけれど、現在のベロニカを演じたシャーロット・ランプリングの魅力、存在感が大きいです。

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