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2018年01月17日21:05

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「はじめてのおもてなし」

難民の青年を家に受け入れたことをきっかけに変化していく家族を描いたドイツのコメディ映画です。
ミュンヘンで暮らすハートマン家は、教師を定年退職し、暇を持て余す妻と、大病院の外科部長を務める夫の二人暮らしです。
ある日曜日、子どもたちが顔を見せ、久しぶりに家族全員が集まった席で、妻は「難民を1人受け入れる」と宣言します。
夫や子どもたちが猛反対する中、妻に押し切られる形でハートマン家にナイジェリアから来た亡命申請中の青年ディアロが住むことになります。

自分の老いを認めたくなくて必死に若作りをする夫、夫との心の隙間を飲酒で埋めている妻、その息子は弁護士で、シングルファーザーですが、仕事に没頭し過ぎて、ちょっとヤバイし、娘は31歳なのに、いまだ自分探しの真っ最中で、次々と専攻を替えて大学生活を続けています。

主に、難民の目を通して見た、ドイツ富裕層の現実が風刺的に描かれていて笑えるのですが、難民にならざるをえなかった事情、難民を受け入れている国の現実も描かれていて、考えさせられます。
一昨年のドイツで400万人が見て、国内映画の興行成績第一位になった映画です。
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