〜夢の国でまさかのスリリングな展開〜
両姫から離れる時間ができたのでショップに行ってみた
『現世界のゲストの方に素敵なグッズが沢山用意してあります』
一時の別れ際にそう言われて姫のお勧めショップに入ってみた…
「えっ!?」
明らかにショップのグッズとは思えない夢の国の番人が居た…
というより寝ていた
「ねえちょっと…君…」
小声で話しかけてみた
「ちょっとってば もうすぐお姫様達が来るよ!まずくない?」
声のボリュームを少し上げたけど起きる気配が無い
するとタイミング悪くショップの外がざわつくのが聴こえて来た
「あーあ でもお姫様達は優しいから 気が緩んじゃってるのかな
しょうがないか 姫もきっと笑って通り過ぎるかな」
僕はグッズに夢中のふりをして番人の反対側に移動して姫たちを
迎えようとした
逆光で眩しい入り口にドレス姿のシルエットが見え 声が聴こえた
『姫たちの大切なゲストってこちらにいるのかしら?』
周りの護衛に光が遮られ ショップの前にいる方がはっきり見えた
「やっ やばい…」
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