年末だからこその欲望か

　模型がつくりたい。

　本を読みたい。

　シンナー臭を漂わせながら、活字に埋もれたい、とそこまで言ってしまうと、病んでいるか(笑)。

　師走というだけに、仕事の方もいろいろ忙しい。立場上、あれこれ判断し、決定しなければならないこともある。実はそれがけっこうめんどくさい。

　めんどくさいというと、カイシャで「そういうことをいわないでください」と、若手のシャインさんから怒られたというか、たしなめられたことがある。

「私たちには、他に言える人がいないんです」

と真顔で真剣に言われると、「あぁ、ごめん」という他はない。シャインさんは、そのあとで、「私たちを和ませようとして、わざとそういってくださったのはわかるんですが」と苦笑していたけど、実はそうじゃない。

　ほんとにめんどくさいんだよ。

　たぶん、佐藤優氏が旧ソ連で危険と隣り合わせでKGBとやりあっていたときくらいに(笑)。いや、気持ちの問題だけど。

　その場にいる人全員が、ある程度「それならまぁ」という結論、決定をくだすためには、いろんな人の話を聞き、情報を集め、あれこれ懊悩しつつ「こうします」と言わなければならない。

　めんどくさいものは、めんどくさいのだ。

　そういうことを書こうと思っていたわけじゃないのに、なんか長くなってしまった。あからさまに愚痴だな(苦笑)。

　そういう状況下にあるからこそ、週末とか、年末の休みに入ったら好きな趣味に没頭して、ぼんやりすごしたいと痛切に思うのだけど・・・。

　年末は掃除とか、年賀状とか、あれこれ家に帰ってもやらなくてはいけないことが目白押しだ。

　しかも、乳幼児たちの相手もある。

　くぅ・・・つらいねぇ(苦笑)。

　あれこれ趣味に没頭してしまいたくなるのは、でもそういう状況下だからかもしれない。家かえって一人なら、寝っ転がって、テレビみて、気がつくと年が明けていたなんてこともありうる。

　家族とともに過ごせることを、感謝しよう(苦笑)。

　　　　　　　　　　　　　

　でも、ちょっとだけね(笑)。