少し前に、家族から修理の依頼を受ける。
ブツは… 「高枝用の電動バリカン」
先端にモーター駆動で前後に動く刃部があり、伸縮自在な本体で
高所作業が容易に行える便利な園芸用具。
故障内容は… 「スイッチを入れても、全く動かなくなった」
なるほど、では早速調べてみるとしよう。
全く動かない理由を探るために、テスト動作。
コンセントに刺して、スイッチを入れて、動作チェック。
ウンともスンとも言わない。 モーターの唸り音もしない。
コレは電気関係トラブルの可能性が高いかな?
刃部やモーター近辺をバラす。
モーターは手で回すとスムーズに動き、焼けた跡も見受けられない。
では、続けて本体のモナカ割りを開けるためにモーターユニットを引っ張り出そう…
何かヘロいスプリングのような怪しいブツが、モーターにくっついて出てきた。
コレって、もしかして… 電気配線!?
全部開けたら、この怪しげな「スプリングのようなもの」は、手元のスイッチまで伸びて
そこで黒い跡と共に、キレていた。
元の形状は、伸縮に対応するカールコードだったのだろう…
過負荷か、配線容量不足が原因による配線の焼損。
コレ、一つ間違えたら火が出るレベルだぞ… ヤバすぎる。
なんで今まで気づかなかった?
この惨状を見てもらい、修理は諦めてもらいました。
教訓:電気は怖い
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