今から40年も前、
私が自動車運転の教習所に通い始めた時
教官が質問した。
「運転する前に気になることがある、
まず第一に、この車はエンジンかかかるのかどうか、」
「そして二つ目に、ブレーキが効くかどうか」
その時は”何言ってんだ”と聞き流していたのだが、
−と言っても今覚えていると言うことは、
私にとって結構インパクトがあったのだが―
今になってこの言葉の意味を考えるようになってきた。
福岡の病院に突っ込んだ個人タクシーといい
先日吉祥寺で暴走した車といい、
共にプリウス。
新東名で中央分離帯を飛び越えて観光バスに突っ込んだ車も
多分ハイブリット車。
店に車が突っ込むと必ず
「アクセルとブレーキを踏み間違えた」
と報道され、
そして必ずのように年配者の運転が問題にされるが
実は
「アクセルとブレーキを踏み間違える」様な構造に
問題があるのではないか。
ハイブリッド車は、そのほとんどが電気で作動するから
ブレーキが効かないこともあるので
何度も力いっぱい踏み込むと良いと人に聞いたことがあるが、
とすると年配者や女性は力が足りないから事故を起こす?
福岡の事故から警察は構造の問題を把握しているが
表に出ないのは
トヨタに影響が出るから。
今トヨタにリコールのようなことが起こると、
日本経済に多大な損失を与えるからという
まことしやかな話も耳にした。
つまり、問題を隠していると言う。
マニュアル車は、バックに入れるとき
グッと押し込まなければバックに入らなかった。
そしてブレーキとアクセルの間違いなど無かった。
電気系統の問題はさておいても
こんなにもブレーキとアクセルを間違えるのは、
構造の欠陥としか言いようがないと思うのだが。
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