先日気になる新聞記事を目にした。
クールジャパン機構という組織があるそうだ。
日本の素晴らしいものを海外に展開するところに援助するという。
例えば阪急百貨店の中国進出とか、
ソニーのシンガポールに展開するライブハウスとかに
金を出しているのだそうだ。
もちろん何十億という単位。
そしてもちろん国民の税金。
だからか、ソニーは去年まで無配当だったのが
今年は配当が出た。
ところがその内容が問題らしい。
ライブハウスで日本のミュージシャンが出演する回数は
韓国のミュージシャンの回数より少ないらしい。
中国に至っては、ネットでの購買が盛んで
百貨店の進出する意味が分からない上、
先に進出しているイオンに対しては、何もないらしい。
機構を通して体よく企業救済しているだけではないだろうか。
東芝の社長が「わが社は潰れない」と豪語したそうだが、
それも経産省がバックについているからだろう。
企業の景況感が良いのは
そういう様々な形を通しての企業救済があるからで、
我々大衆には縁遠い好景気なのだ。
そしてこの企業救済と同列に森友とか加計があるのではないか、
そう勘ぐってしまう。
国のテコ入れを当てにする半国営の企業ばかりになってしまうと
国際競争に全く歯が立たなくなるのではないかと、心配してしまう。
実際大企業の社長の顔を見ていると、軟弱な顔をしたのが多い。
アベノミクスは、企業も国も滅ぼす。
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