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2017年09月09日18:27

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二輪車の、構造上の欠点

ドカちんのステムベアリングが(やっと)到着。
さあ、景気よくヤッちまいます… 嗚呼、メンドイ、ぶつぶつ。

ステム締付ネジでアンダーブラケットを仮装着したまま放置していたので
エンジン下で再度ジャッキアップして、アンダーブラケットを外します。

ココに刺さるベアリングが取れそうにないので、SSTの出番。
ベアリングプーラーを引っ掛けて、外します。 オラオラ。
続けて、フレーム側についているベアリングのアウターレースを取ります。
SST(保持ツール)をくっつけて、ハンマーでカンカン、ポロリ。

コレでベアリングが全部取れたので、念のために新品と現物合わせ。
万が一、ブツが違ったら… (以下自粛
同一である事を確認、作業続行。

フレームに新品アウターレースを打ち込みます。
挿入部分をキレイにしてゴミを除去、キズ無しを確認、グリス塗布。
外した古いアウターを当て、軽くカンカンやって丁寧に挿入。 ハイOK。
(上下2箇所とも)

続けて新しいベアリングインナーをアンダーブラケットに挿入。
付属しているダストシール、使ってみよう。
その前にグリスを隙間に叩き込んで、シャフトを軽く磨いて異物除去。
ついでに上側のベアリングにもグリス塗布、ハイOK。

そして、組み付け。
ステムナットをグイッと締めて緩めて×3回。
そして、丁度いいアタリを目指すが… 何やら、動きが妙に重い。
何かが引きずっている感じがする。 どう考えてもダストシールがワルサをしている。
ええい組み直しぢゃ、邪魔者は消すのみ、ぶつぶつ。 (しばらくお待ちください)

異物を除去して、締めて緩めて、再度アタリを狙います。
ステムナットを締めてゆき、ある程度の所からハンドルの動きが重くなるポイントがあります。
そのギリギリ手前を狙ってステムナット締付をコントロール。
あとは周囲を拭き取り、元通りに組む。 (再度お待ちください)

手がグリスまみれなので、作業中の写真はナシ。


外したステムベアリングを観察します。
下側のアウターレースに、見事な打ちキズが。
指で撫でるとようやくわかるレベルですが、目視でも十分に判別可能。

バイクは構造上、ココのベアリング1カ所だけで前半分の荷重を支えます。
バイクの重量を支え、減速で増える荷重を支え、地面からの衝撃もココに集中します。
しかもベアリングがほぼ回らず、特定の箇所だけに荷重が集中します。
よって、こういう減り方をするワケです。

上側のステムベアリングと比較すると、差は歴然。
実質、上側は「回ってるだけ」なので荷重を受けていません。
せいぜいステムナット締付でプリロードを担当している程度。
…よからぬ事を思いついた、ココのベアリングは次の下側交換用に回そう。

多分変化を感じないだろう、と思いつつ試走開始。
1回目の旋回で、すでに大きな変化を確認。
ハンドルの動きがものすごく軽く、セルフステアのツキが異様に早い。
日常的な保守点検の重要性を再認識。
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