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2017年09月08日13:44

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旅行記@夏のみちのく一人旅in庄内《12》本間美術館

山居倉庫で「ひとり民藝運動」を済ませ、これは予め時間をチェックしておいたバスに乗り込んで酒田駅まで戻り、次に向かったのは本間美術館。
この旅最後の訪問地である(※正確には、このあと1件だけ、狛犬ハンティングのため駅前にある神社に立ち寄ったのだが、これは除く)。
駅から徒歩5分ほどと、非常にアクセスはよい。
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戦後、農地解放による地主制度解体がなされるまで、酒田市を中心に広大な土地を所有し、「日本最大の地主」と称された本間氏。「本間様には及びもせぬが、せめてなりたや殿様に」と謳われるほどの栄華を誇ったこの豪商が、代々収集してきた美術品・文化財を保管・展示するのが本間美術館である。

わしがお邪魔したこの日は、『江戸絵画の魅力』という企画展を開催中だった。
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狩野派や琳派に始まり、大雅や蕪村の南画、蕭白や若冲のような奇想の画家、応挙・蘆雪といった円山派、禅画や浮世絵まで、まさに「江戸絵画のオールスター競演!」といった趣の展示。
田舎の私立美術館、と見くびっていたわけでは決してないが、予想を上回る優品が取り揃えてあり、望外の眼福に浴すことができたm(__)m

さらに当館では、隣接して建つ本間家の旧別荘・清遠閣(せいえんかく)と、これを取り巻くように築かれた庭園・鶴舞園(かくぶえん)も一緒に楽しむことが出来る。
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↑清遠閣は、江戸後期、文化10(1813)年の築造。以後、庄内藩主の立ち寄り所としても使用され、大正15(1925)年には、その年の暮れに天皇に即位することになる時の皇太子(後の昭和天皇)の行啓も仰いだという、一級の建物。
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この日は天候不順のため見えなかったが、鳥海山を借景に作庭されたという鶴舞園も、見事な庭園だと感じ入った。

美術品・建築・庭園と、盛りだくさんの見どころを堪能したあとは、ちょっとだけ寄り道して狛犬を訪ねてから駅に戻り、来た時とは逆ルート、すなわち、特急列車で新潟へ出て、そこから上越新幹線で東京へ、というルートで宅へ戻り、今回もまたお留守ニャンの白猫先生の猛抗議で旅を締めくくったという。。



おしまい。

《参考資料》
↓本間美術館のHPに飛びます。
http://www.homma-museum.or.jp/
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