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2017年08月30日10:48

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「少女ファニーと運命の旅」

ユダヤ人女性ファニー・ベン=アミの自伝をもとに描いたフランス・ベルギー合作映画です。

1943年、ナチス・ドイツ支配下のフランス。
13歳のユダヤ人の少女ファニーは、幼い2人の妹とともに、ユダヤ人の子どもを支援する組織の人たちによって児童施設にかくまわれていましたが、密告者によって施設の存在が暴かれてしまいます。

ナチスの追跡を逃れ、スイスへ逃亡する移動中に引率者とはぐれてしまい、9人の子どもたちは見知らぬ駅に取り残されてしまいます。最年長ではないものの、リーダ−を任されたファニーを中心に、幼い子どもたちを守り、助け合いながら、9人は決死の逃避行を続け、スイスの国境を越えました。

密告者もいるけれど、ドイツ兵に見つかれば、自分たちの命が危ないのに、助けてくれた住民の存在は大きな救いでした。

子役たちが可愛く、演技が素晴らしいです。
子どもたちの服装もオシャレできれいだし、残虐シーン、戦闘シーンは無いけれど、命がけの緊迫感、戦争の悲惨さ、人種差別の理不尽さは伝わってきました。

こういう映画は繰り返し作られるべきだし、これは安心して、子どもも見られる映画です。
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