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2017年08月19日01:43

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聖地と聖者と桑田真澄発言

つい近頃、朝日放送に仕事の用事で訪れた。
スポーツ関連の部署は高校野球中継で忙しいのだろう蛻の殻で
フロアは寂しい限りだったが、仕事で忙しい証拠であり
仕方のない事だ。
そこで今年の高校野球の視聴率など色々と世間話もしたかったが
まだ開催中であり後日で良いだろうと
何となくその件については触れずに先方を離れた。

しかし、別のところでは
甲子園の英雄の一人でもある桑田真澄氏が
女子も甲子園で高校野球を、という問題?爆弾?発言を
したので個人的見解を述べたら
事情も背景も分かってない連中が絡んできて
不快な思いをしたのでちょっと腹立たしかった。

桑田の意見の主旨は分かるが
既に組織されている女子野球の高野連に相当する団体と
桑田は接触を持っていないらしく
しかも、桑田と太田幸司が相次いでしている
「女の子にも甲子園」という発言の背景には
女子プロ野球を全力で支援している「わかさ生活」という
健康食品会社のバックアップあっての事。

「わかさ生活」の角谷社長は、身の粉を削って
女子野球の普及に私財を投入している。
社員の言う事だから真実は分からないが
「会社の利益を可能な限り全部、
女子野球の発展に投入していると言っても過言ではなく
本業が安定的に堅調な間は良いが
少しでも傾くと相当数の人が困ることになるのではないか、
そういう意味ではかなり危うい事をしていると思う」
と言われるくらい入れ込んでいるのである。

だが、当の高野連は甲子園に、というか
現行の高校野球界に女子選手を入れることについては
極めて後ろ向きなのである。
つい最近まで女子マネージャーがグラウンドに立つことすら禁じていたのだから
これについては憶測でもなんでもない。
メディアのインタビューでは言葉を選んでコメントするだろうから
本音の部分は高野連から直接得ることは難しいが
野球関係者は口を揃えて言うのだ。
「そもそも無理だろ」と。

「日本高野連は男女混合でプレーすることは体力差や怪我などの安全性の問題で認めていませんが、女子部を作って女子だけでプレーすることは全く問題ないとしています。そもそも男女混合で行う競技はヨットと馬術しかないんです。他はサッカーでもバスケットボールでもみんな男女で分かれているでしょう。
 でも夏に甲子園というのは日程的に難しいと思いますね。男子だけでも関係各所や阪神タイガースと日程調整するのがとても大変なのに、そこに女子もといわれても現実的に無理なんじゃないですか」(高野連関係者)
の新聞記事が載った事もある。

そこで全国的に体力調査などを行う関係者が居たわけだが
何百人と体力テストを行った結果でも
50メートル走で7秒を切った女子選手は皆無で
球速テストでも100キロを超えるのがやっと
これが現在の女子野球選手の実態なのである。

そこで、女性だけによる規定で
女性だけの野球をすることが最もバランスが取れる形になるのである。
何試合か女子プロ野球(硬式)を観戦し
何試合か女子高校野球(硬式)を観戦し
何試合か女子中学野球(軟式)を観戦した結果感じたことは
僕も男子と女子は並立して野球を行うのは難しいと感じるのである。

むろん、甲子園に立つことも
全国大会を行う事も賛成である。
春なら毎日新聞社と毎日放送が
夏なら朝日新聞社と朝日放送が
スポンサーを探して放映してくれるというのなら
興行的にも見込めるかもしれない。
そもそも、それがハードルが高い上に
11月しか、甲子園球場は空いていないのである。

一緒に、という部分は取り外し
甲子園でなくても良いのなら全国大会は可能
既に春は選抜大会、夏も全国大会が存在しているのである。
「女の子の甲子園」って、どこに入れるつもりなのか?

言い方は悪いが、角谷氏や桑田、太田は
「甲子園が聖地だから、女子にも聖地で野球を」
という観点だけで、既存の大会の存在や
実際の運営上のハードル
競技性の維持の問題、など色々と「さておいて」
発言しているのである。

今回の発言で「一石を投じた」事への評価は
はっきり言って素晴らしいと思う。
その仕掛けは社会を動かすと考えるが
「だったらどうすれば良いんだい?」
という問題は前出の高野連関係者(田名部氏)にもあるように
全く解消されていないのである。

因みに11月開催は過去に検討された実績がある。
「女子高校野球も教育野球の一環であるから
進学・就職を控えた重要な時期に差し掛かっての
開催は差し控えるべきである」
との見解から見送られているのである。
当然だ。僕の娘は只今高校3年で受験生であるが
11月まで野球を続けているのだとしたら
「覚悟はあるんだな?」
と詰問するだろう。
受験やその後の進路についてその程度の優先付であるなら
その結果は全く期待できないからである。

それはさておき
「やらしてあげるだけなら、いいじゃない」
と言うのは
言うは易し、であって
学童〜中学〜高校〜大学〜社会人〜プロに至る競技人生を
確保することが大切である。
一つでも多くのチームが出来て
そこに指導者を育て
また選手を生み出す構造が出来上がっていない競技の
聖地はまだ定まっていないのではないだろうか

聖地ありき、でそれらを語り続けるのなら
やはり角谷氏以外の財界からの賛同者が現れて
既存の2大会のサポートをしてもらう方が先ではないのかと
僕なんかは思うのだが。


天理、三本松、明豊など8強入り 18日高校野球
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=4723257
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