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2017年07月07日05:58

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『 第九軍団のワシ 』


ずっと観たいと思っていたのだが、近隣のレンタル店に在庫がなかった『 第九軍団のワシ 』(原題:The Eagle)。最近になって、Huluの新着動画に入っているのを知り、さっそく、観てみた。どういうわけか、ネット上での評価は高くないものの、実に素晴らしい歴史ミステリーで大いに感動した。あまりに面白かったので、AmazonですぐにDVDを発注してしまったほどだ。

 20年前、北部ブリタニアを制圧するために派遣されたローマ帝国の第九軍団は忽然と姿を消し、再び戻ることはなかった。皇帝ハドリアヌスはそれを帝国の恥として長城を築き、北部への道を閉ざした。主人公マーカス・アクイラ(チャニング・テイタム)の父親は部下5千人と共に、ローマ帝国の繁栄と名誉のシンボルである「 鷲の紋章 」を失ったことで汚名を着せられてしまう。彼は父親の名誉を回復するために属州ブリタニアの辺境の守備隊(第二軍団第四大隊)を志願して、指揮官として着任するのだったが・・・。

 歴史の彼方に消えた第九軍団の謎を解明し、失われた鷲の紋章の行方を追う展開もミステリアスなのだが、ローマ軍の特徴やその戦術がよくわかる戦闘描写がとても興味深い。どこかの戦争映画のように「 激しい戦闘シーンが続くのに、戦闘の経緯がまるでわからない 」という次元とは異なる。ローマ軍がなぜ強いのか、どこに弱点があるのか、とてもわかりやすい演出に感心した。また、主演のチャニング・テイタムの存在感も良い。『 ホワイトハウス・ダウン 』のような現代アクションより、彼には歴史劇の方がずっと似合っていると思った。

 ちなみに、『 第九軍団のワシ 』のベスト・バトルシーンがYouTubeにアップされている。主人公マーカス・アクイラの見事な指揮、規律あるローマ兵の動き、早駆けから亀甲隊形、さらには防御円陣への機動戦術にはしびれる。



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