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2017年06月19日23:25

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ヒビノキ525（６月11日～６月17日までの１週間／週後半）

６月11日～６月17日までの１週間分の日記です。
基本的に日々の記録＋エントリするまでもない作品の感想が記されます。
おくののダメな日常がエモーショナルに垣間見えるコーナーですが、文量はかなり多いです。
必要な部分だけ、 “斜め読み”するか、 “ちびちび読む”ことをオススメします。
容量用法を正しく守ってお読みください。
この日記は先週の木曜日～土曜日までの週後半の日記です。
先週の月曜日～水曜日の週前半の日記は先週の金曜日にアップしています。

■2017／６／15／Thursday
　この時期、たとえば出先にスーツの上着を着て行き、
　（用事が終了したので）帰りに脱いで帰った。
　そのとき手の空く効率の良い持ち運び方はないか？　と、
　新人の子に質問されるが、いわせてもらうと“ない”（笑）

『月がきれい』第10話　「斜陽」
http://tsukigakirei.jp/
これは小太郎の嫉妬うんぬんはあるけれど比良と茜の関係の決着か。
小江戸祭り（川越まつり）の当日、小太郎はお囃子を、
茜は陸上部の面々と小太郎の様子を見に行く。
だが、小太郎は茜と比良が２人きりになって話す場面に嫉妬。
彼女につめたい態度を取り……。
「あるある」といえばそうだし、「ないない」といえばそうだし、
結局、嫉妬って年齢かな？（恋人が別の男女と一緒の場面に遭遇する）。
わりと最後までの方向性は今回で決定した。
進路に迷う小太郎は茜と一緒に千葉の高校を受験する。
おそらく、この決定に家族と紆余曲折はありそう。
「彼女のために進路を選択するのか？」っていうけど、
一部以外の生徒は、現在、目的なく推薦可能と偏差値帯に見合う高校を選択するだけ。
なら「彼女のために」でいいんじゃないですかね？
というか立派な動機では？
おそらく小太郎の父親が背中をおすんだろうな。

■2017／６／16／Friday
　帰宅してから聞いたけど千葉県北と茨城県南は降雹がすごかったんだってね。

『正解するカド』第10話　「トワノサキワ」
http://seikaisuru-kado.com/
どう見ても事後。
まあ、結局のところ、本作は野崎まどの『幼年期の終り』なんだろうね。
ザシュニナ＝カレルレン（オーバーロード）。ストルムグレン＝真道。
「人類の進化と飼育」の目的は、ままザシュニナのそれと一致しますし。
ただ、本作の場合、異方存在（オーバーロード）は複数存在する
……というか、それぞれ個別の思考／嗜好を抱く。
一方のツカイサラカは我々の宇宙のファンで人類の独自性を願う。
その解答を得て真道＝人類は「自立」を選択するんだろう。
クラークおじいちゃんの『幼年期の終り』で、
人類とオーバーロードは「対等」にはならなかった。
だけれどツカイサラカは「対等」になろうとし、
自身を能力を相手まで下げて懐へ飛び込む。
そうして彼女は対話相手を得て孤独ではなくなる。
だが、ザシュニナは孤独で、１人よがりで、対話相手がほしいけど強引。
その土台において、ザシュニナが最後になにを選択するかはおのずとわかるような。

『ソード・オラトリア』第10話　「少年と英雄」
http://danmachi.com/
使い回し。
前回、アイズたちを襲撃した一団はフレイア・ファミリア。
一方、いよいよ開始をされるロキ・ファミリアの第59階層への遠征。
アイズは先発隊に。レフィーヤは後発隊に。
だが、道中、アイズは単身ミノタウロスへ立ち向うベルに遭遇し……。
本編の補完。
いってみれば本編最大の山場＆ベルの成長を実感した部分が、
ミノタウロスとの戦闘であった。その前後になにがあったかを描き出す。
フレイア・ファミリアの関与は本編から図るに、
この（強化）ミノタウロスの一件だけなんだろうな。
第59階層の……というか「外伝」の本筋とは関係ないんだろう。
ですから今回は完全に補完。「外伝」の物語自体は、ほとんどすすんでいない。
こういうのを見てしまうと「やっぱり窮屈だよなあ」と思う。
ベルとミノタウロスの戦闘は一期の流用。
つか、この戦闘を再見してしまうと外伝の作画は見劣りするんだよね。

■2017／６／17／Saturday
　午後から三河島でTRPGのセッション――。

　『DARK SOULS TRPG』のPLをやらせてもらいました。

　

　https://ssl.fujimi-trpg-online.jp/dstrpg/index.html

　参加したメンバーとGMはお疲れ様でした。

　脳筋仕様なら騎士より戦士だな！　次回は戦士だ！

●登場キャラクター（50音順）

●プレイの内容

▼PC①　“赤”のミリイ　男性／魔術師
基本、ミリイは安全地帯へ移動し、ソウルの矢の連射し手数で押す。敵の数をへらし活躍。たしかにエスト瓶のHP回復は捨て、全部FP回復に徹底するのは１つの選択かも。

▼PC②　“異方”のヘックス　男性／騎士
途中から防御を捨て攻撃へと全力をふった脳筋騎士。かんがえかただが、この仕様なら重量を節約。回避を重視しガードとカットを切り捨ててよかった。自分のキャラクター。

▼PC③　“影の国”のボルク　男性／聖職者
余裕があれば攻撃できたが、基本、回復に終始。ボルクの全体回復がないとおそらく、そのほかキャラクターが攻撃にリソースを配分できなかった。本作は回復必須かも。

（１）
火の無き灰よ。世界を救う王たる器よ――。ヘックス、ミリイ、ボルクの三人は、
影と闇の世界を巡礼と一緒に歩き、聖堂へとやってきた。
目的は玉座を捨て火を持ち去った薪（たきぎ）の王の１人、エルドリッチを倒し、
“火継”を為す。そのためヘックスは森の中の篝火に座り蝋石でサインを描く。*1
別々の世界から援助しにきたのがミリイとボルクであった。*2
本来、ルールブック掲載のシナリオはキャンペーン形式。*3
今回のシナリオは、以前に２本のシナリオのプレイが必要で、
でないと前後関係がわからない。*4 そのあたりはGMが「前回のダークソウルは～」
と説明してはくれた。ただ、所要時間とＮPCの登場や交流を考慮した場合、
シナリオ④ではなく「①と②を２本プレイしてもよかったかな？」と思う。*5
シナリオはGMがトランプの複数枚で作るマップを移動しボスをめざす仕様だ。
１枚１枚のカードには原作を再現するイベントが設定され、道中に消化していく*6。
ルールブック掲載のシナリオはGMとPLを兼任することによって、
ソテリア（１人）でも遊べる。*7 TRPGは現在の娯楽としては、
良い意味でも悪い意味でもアバンドな遊び。*8 １人用プレイは評価すべきだ。*9
ただ、そのため、シナリオの方向はリニア（一本道）で、
縦に伸びるけど横に広がらない。*10 それらを味気ないととるか、
取捨選択をとるかは、個人の自由というところだろう。*11

（２）
GMが“わざわざ”約4000円のデザインワークスを持参し、*12 説明してくれたことで、
その味気なさは十分カバーできた。
原作の魅力は、聖と堕が入り交じる暗黒の世界を彷徨い、醜怪な怪物を討ち倒す。
その「外来」と「内在」が導く恐怖に立ち向うことだが、
実感にはヴィジュアルが必要だ。ゆえデザインワークスの活用はよかった。*13
一方、その「外来」と「内在」の「恐怖の誘因」をシステムは再現できていない。*14
このあたりは（３）でふれる。さて、我々は聖堂の探索をすすめ、
ボクっ娘のアンリと出会い、自慢の鎧を悪漢（？）へとうばわれ、
井戸の底に座る、たまねぎ騎士（ジークバルト）と出会い、
結晶トカゲだって。（強敵）ですって。やめない？　と聖堂の奥へ奥へ。
エルドリッチの眠る棺を発見した。いよいよ対決の瞬間、棺の周囲の空間が歪み、
エルドリッチ――彼等の王を守る「深みの主教」らが現れる。
直前の巨人との戦いもそうだったが、本作は１回の遭遇で基本リソースを出し切り、
篝火に戻る → リソース回復が基本だ。*15 でも倒しては沸き、倒しては沸く、
主教に苦戦は必至。範囲攻撃をもっていないとボスには勝利できない。*16
ミリイ、ボルクがモブをちらし、ヘックスがボスにとどめを刺すのがセオリー。
だがこの騎士２人より早く動き、連携がうまくいかない。*17
それでも３人の火の無き灰は、主教を倒し、エルドリッチを追い次回へ続く。

（３）
最後は作品全体の雑感を――。
（Ａ）まず前提から。本作は原作をプレイしたファンが最初に手に取る作品で、
評価に、その前提部分を織り込まなければ意味などない。*18
（Ｂ）原作再現の意味で本作はよくできている。PLの想像や考察を呼び込む物語、
ダンジョンハックとルートゲームが原作のベースメント（土台）。
TRPGも敵を倒す／場所を探る → ルート（戦利品）の獲得をよく再現している。*19
（Ｃ）原作のヒリヒリした戦闘の再現は最も秀逸で、モブさえ「勝つのか？」
「負けるのか？」のバランスは良い。５個のスタミナ・ダイスの管理も、
最近の作品のトレンドたる直感的をはずし熟慮的でおもしろい。*20
（Ｄ）その直感的ではない熟慮的な戦闘は想定以上の時間がかかる。
バッティング *21 の決定に行動してないPL全員がダイスをふらなければならない。
基本、カツカツの状態になるために全員の相談も必須だ。*22
予想以上の時間がかかる、と、GMは織り込む方がいいかもしれない。*23
（Ｅ）原作の恐怖と暗黒の世界の描写はGMとPLの原作知識に頼る。
まず（Ａ）の前提を織り込むべきだが、しょせん鉛筆と紙とダイスのゲーム。*24
ビデオゲームの映像にかなうべくもない。なら恐怖で追い込むシステムがほしい。*25
「悪意」はちょっと違う気がするしね。
（Ｆ）現在だとキャラクタービルドの幅が狭くほとんど決め打ちになってしまう。*26

●脚注
※１　原作同様、蝋石でサインを描き白霊（そのほかPL）に援助してもらうことになる。ちなみに蝋石でサインを描くPLのPCが「ホストPC」。それ以外のPLのPCが「白霊PC」だ。白霊PCが死亡した場合、ホストPCはサインを描き白霊PCを蘇生させることができる（３回まで）。ホストPCが死亡した場合、白霊PCともども全滅する。
※２　「ダークソウル」の世界は一種のパラレルワールド――未来と過去が曖昧な――だと暗示されているが、つまるところ白霊PCは、それぞれ出自が違う火の無い灰。ある世界では主人公（ホスト）なのだ。
※３　ビデオゲームを再現したシナリオを順番にプレイ／クリアしていく。
※４　基本としては順番にシナリオを消化していき、これまたビデオゲームで登場するＮPCと関係をつむでいく。
※５　※３も参照。順番に消化していくキャンペーン方式が基本だし、はじめてゲームをプレイする面子においてシナリオ④は、ちょっと複雑すぎたかもしれない。本作のキャンペーンの総決算的な内容だからだ。
※６　このトランプの複数枚で作るマップのアイデアはもうひとひねりほしい。いまだと、ボス最短距離を探り出すカードめくりのみで、選択にPLの意思と戦略が反映されることがない。
※７　ただ、TRPGの本質からはずれていく気はするのだけれど。
※８　abound ＝「たくさんある（いる）」「課題が山積する」。オンセでは「仲間がいる」「時間がいる」「準備がいる」。オフセなら「場所もいる」　もう長年やってますが、こりゃ流行らんわ（笑）　現在／現代だとますます。
※９　※８も参照。ですからいま仲間が存在し、TRPGができているヒトは非常に贅沢な環境にいるのだ。
※10　ただ、原作自体もオープンワールドではなくリニアゲームだ。
※11　すくなくとも、この方式ならシナリオのブレはなくせるし、手に取る原作ゲームファンも多い。
※12　ルールブック３冊分やんけ！
※13　イメージを引き出すヴィジュアルやイラストがないとダメなTRPGってたしかにあるよね。ＳＦジャンルとか。
※14　「恐怖判定」ではなく、たとえば直面した脅威や恐怖に数値が蓄積し、一定数値になるとマイナス修正が入る、あるいは、PCや世界に一定の変化が発生するとか。でないとGMとPLがダークな世界観を醸成しないかぎり普通のファンタジーになってしまう。
※15　篝火の場所へと戻ると、原作のとおり、火守女が身を置く祭祀場へ移動し、PCはリソースの回復やレベルアップ、装備の更新や強化が可能だ。ただ、篝火へと戻ると、そのたびTRPG独自要素の「悪意」（PCにマイナスの効果をもたらす）が蓄積する。「悪意」を蓄積させないためには、PLが篝火に戻る回数をかんがえなければならない。
※16　この部分はボス解説の文言が曖昧で判断に迷う。ただ、「モブを全部撃退しないとボスにダメージがあたえられない」「モブが常時そのラウンドの最初にPC人数出現する」「そのまま」で解釈した場合、範囲攻撃がないとボスへ攻撃の手数がまず回らない（キャラクター１人が、それぞれモブを倒し攻撃が終る）。モブを倒す場合、物理攻撃で50点以上ダメージが必要だ（魔法攻撃ならばもっと）。この時点において、そのダメージを１ｈitで実現可能な武器は大剣や大型武器しかない。なおかつ手数を考察するなら範囲攻撃が必要だ。なら、文言どおりのバランスはきつすぎる。というかまず勝てないだろう。
※17　６ゾロを２回もだしました！
※18　この作品は、まず、原作「ダークソウル」のゲームファンを第一にかんがえた商品だ。その前提で成立している以上、「ダークソウル」の知識をまったくもたないユーザーの事物（あえていうならば批判）は、まず、その時点でどうしても説得力と精確性が不足することになる。
※19　ダンジョンハックゲームともいえる。
※20　そのぶん戦闘は複雑だけれど。
※21　行動順番を決定するイニシアチブで同じ数値をだすとバッティングが発生する。そのPC同士（敵も含む）は行動できなくなってしまう。行動順番は次にイニシアチブが高いPCに移る。ただバッティングしたPCは振り直しのリソースたる幸運が回復する。
※22　よくPL同士が相談して戦略をかんがえないと、簡単に敗北してしまうような戦闘バランスになっている。
※23　その相談の時間で大量の時間を消費してしまうだろう。
※24　まあ、しょせんTRPGは個々のイメージに頼る遊びだ。
※25　「悪意」はシナリオ全体に作用する「恐怖」と解釈してもよいが、その悪意の影響で世界がどうやって変化するのか？　GMがダークな雰囲気を醸成するべきなのかもしれない。ただ、その醸成はGMの負担になってしまう。なら、PC個人の「恐怖」に落し込み、PLがダークな雰囲気を醸成するほうがよい。たとえばTRPG独自の「想い出の過ちが蘇る」「邪悪な気配が漂う」「世界の様相が変化する」「薪の王と同じ誘惑（火を持ち去る自己犠牲の拒否）の選択に澱む」とか。
※26　この部分は今後のサプリメントの充実で簡単に解消できそうではある。

『Re:CREATORS』第11話　「軒下のモンスター」
http://recreators.tv/
なんでや。ルサンチマンになるよりもメガネ美少女とつきあうほうがええやろ。
贖罪の真実の告白。セレジアのパワーアップで、
どうにか危機を乗り切る“大崩潰”抑止側。
“大崩潰”促進側は撤退しセレジアとメテオラは緊急入院。
自身の秘密が呼び込む危機に落ち込む颯太。その颯太を鹿屋ははげまし……。
折り返し直前における過去の告白。
颯太とシマザキの関係は大体視聴しているヒトの予想どおりか。
最初は純粋に「絵が好き！」によってむすびついた２人。
ただ、一方（シマザキ）の才能に、一方（颯太）が嫉妬。そのうち急速に成長。
メジャーになっていく一方を叩き出す連中があらわれる。
颯太は誹謗中傷と炎上が“いつわり”と把握しながら、
現状にどこか安心し、彼女に手を差しのべられない。
そうしてシマザキは自殺し命を落す。
ただ、この罪の告白で現状は変化しないんですよね。シマザキは故人で、
創造主の彼女が軍服の少女＝アルタイルに影響をもたらすことはもうできない。

『エロマンガ先生』第11話　「この二人の出会いと未来の兄妹（ふたり）」
http://eromanga-sensei.com/
いい最終回だった。
というか来週は本筋と関係ない展開で、実質、今回が最終回ってとこかな？
合宿の終了と同時に発売になった「世界で一番可愛い妹」――。
その発売に正宗は紗霧をパソコンのカメラを通じ外に連れ出し、
２人で秋葉の書店に向う。道中２人には、
自身が作家とイラストレーターを志す過去を想い出し……。
ああ。なるほど。
２人は父親と母親が再婚して兄妹になるまえに交流があったのか。
正宗のはじめての小説に、紗霧がはじめてのイラストをつけた。
この事実は、おそらく紗霧のみ把握していて、正宗は把握してないのかしら？
しっかし12歳で作家を志し、８歳でイラストレーターを志すってすげえな。
ともあれ現実において２人はプロになった。同時に兄妹になった。
以後、関係と夢は続く……ってところか。
「俺妹」キャラクターがゲストで総出演だけれど、あとづけですから、
LINE型ＳＮＳとか、いまいち当時と時代が一致しないんだよねえ。

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