布に下塗りを施したうえに重ねて描いてみた。
布は軽く湿らせている。
下塗りは白に黄土を加えた色にした。
それを原液に近いのから、薄めていったのを塗った。
上に描くのは、炎にイメージに合うオレンジで試した。
これも原液から薄めていった。
下塗りは薄めが良い。
濃いと布に透けがなく、キャンバスの様になってしまう。
上に塗るのは、濃いのと薄めではそれぞれに良さがあった。
濃いとかすれて細かい髪の毛の様な線が乗る。
薄いと拡がって濃淡が出来る。
下塗りを湿らせて描くと、下塗りがないのと同様に拡がる。
裏は表と違ってしまった。
はじめの意図では裏に透けるので、表と同じような絵になると思っていたが、下塗りをして重ねると全体に下塗りに覆われ、そこに上の絵の具が滲むようになる。
裏の絵は諦めよう。幸い裾の方では布は概ね上を向いてるし。
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