静岡マラソンのゴール後に市内の温泉に立ち寄ったらペッパーがいた。触れるのは初めてだ。胸部のタッチパネルで利用者アンケートを入力して、写真を取るために手を振った。ほらほらこっちこっち。”そこにある”でなく”そこにいる”。なんだろうこの存在感。表情のない頭部、二本の腕、やや低い身長、力の抜けた合成音声。彼らはもちろん人間でもはない。また動物でもない。でも何か、モノとして扱ってはいけない気がする。ボストン・ダイナミクスの四足歩行ロボットもそう。このヒトに刷り込まれた先入観の説明をなぜか行動経済学から聞く。
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