mixiユーザー(id:52595329)

2017年03月07日00:57

1360 view

おがせ池

最近はもう休日晴れていたら出かけるのが癖になってしまっている。

おがせ池は古くから竜神伝説が残る池であるが、近年ある社会現象でその名を広めた。
それは 口裂け女 の発祥の地であるとのことだ。

口裂け女はマスクをしており、「私綺麗?」の問いに対し「綺麗」と答え、マスクを外すと耳元まで口が裂けており「これでも?」の問いに「綺麗じゃない」と答えると包丁や鋏などの刃物で殺されると言う。

1978年12月、口裂け女の噂は岐阜県から始まった。おがせ池は出没地の1つとされている。
1979年1月22日の名古屋タイムズ、1月26日の岐阜日日新聞の報道によって爆発的に全国へ広がっていった。次いで同年6月29日の週刊朝日にも掲載され、内容は加茂郡八百津町で1978年12月に老婆が母屋からトイレへ向かう途中に目撃したとの噂であった。それに先立つ21日には姫路市でいたずら目的で女性が口裂け女の格好をして包丁を片手にうろついたため銃刀法違反で逮捕されている。1970年代後半に関西ローカル番組「ヤングタウン」でも目撃談などが紹介され噂を拡散させた。

全国に広がったこの騒動は福島県郡山市、神奈川県平塚市でパトカーの出動騒ぎがあり、北海道釧路市、埼玉県新座市で集団下校に発展するなど社会現象のパニックに陥った。

小学校の時のとある教師も当時、同級生が何人も恐怖で不登校になったと聞いたことがある。
1979年8月、全国で語られていた噂は急速に立ち消えた。夏休みによって子供同士の関わりが減ったためとされている。

噂の元手としては岐阜市の鏡島大橋、柳ヶ瀬商店街の付近で問い合わせが殺到していた。鏡島大橋付近のガード下に「私をこんな顔にした世間を恨む」との張り紙があったと今なお語られる。長良川の堤防沿いでは目撃情報が相次ぎ、マネキン人形の首が並べられていたと語られている。岐阜市を根幹に関市など周辺自治体へ広がっていった。当時の岐阜では裕福な家庭の子供が学習塾に通っていて財力のない家庭の親が子供に塾を諦めさせるため「夜外出すると口裂け女に襲われる」と怖がらせたのがルーツともいう。愛知県で母親が娘に語った怪談話が流布したともされている。その他岐阜県内では様々な話が語られていた。


各務原市
歴史民俗資料館に山姥物語実記があり、1623年に苧ヶ瀬池で口裂け女が消えたとしている。

美濃加茂市
目撃情報があり。また、教育熱心で怖い母親の姿を揶揄したとの説。

加茂郡八百津町
役場に民話104話や研究資料が保存されている。

恵那市
大井文楽(山姥、鬼女、大蛇などに化けるガブ)が伝わる。

郡上市
宝暦4年(1754年)の郡上藩における宝暦一揆によって処刑された農民の怨念が犠牲者の多かった白鳥村に残っているといわれ、これが口裂け女の元になったと伝わる。

大垣市
1970年代に座敷牢に閉じ込められていた精神病女性が毎夜外出し、精神異常から口紅を顔の下半分に塗りたくって歩き回っていたという。

多治見市
著名な心霊スポットのトンネルで精神病の女性が徘徊して子供を脅かしていたという。

白川町
1968年8月18日の飛騨川バス転落事故(104名が死亡)現場の川で発見された白骨化した頭蓋骨を復元した所、口が耳元まで避けておりその亡霊が口裂け女になっという。


精神病と口裂け女を繋げる話は多く、1990年代に多発した整形手術や医療ミスなどの話題とも結びつき、再び話が広がった。整形手術に失敗して理性を失った女性が口裂け女の正体とされた。その他、CIAが噂の広がり方を検証するために流したという説。

容姿、特徴
・目はキツネ、声は猫
・身長は諸説あるが2m超えとも
・血の目立たない真っ赤な服、逆に血の目だつ白い服である、など諸説あり。
・赤いベレー帽、赤い服、赤いハイヒール
・100mを6秒〜12秒で走るという高速能力
・空中浮遊

東京都における諸説
江戸川区では赤い傘で空を飛ぶとされた。王子では白いコートに白いハイヒール。多摩川では薄汚い恰好。八王子、国分寺市では着物姿にサングラス。さらに連れとしてマスクの男がいたとも。

岡山県岡山市では片手にツゲの櫛を持つとも。他に三姉妹説、2人姉妹説があり山口県下松市では三姉妹の長女が整形手術の失敗で口が裂け、次女は交通事故で裂けた。三女は嫉妬した二人によって口を裂かれたとされる。徳島県、愛媛県では地元新聞社の誤りで口割れ女の名が広まった。

また、一説では明治時代中期に実在した滋賀県甲賀市信楽のおつやという女性が恋人に会うために山を隔てた町へ行く際、女性一人で山道を歩いていくのが物騒なため白装束に白粉を塗り、髪を乱して蝋燭を立て、三日月型に切った人参を加え、手に鎌を持って峠越えをしていたと伝わり、この姿が口裂け女都市伝説のモデル原型とも。
明治、大正時代に同様の姿で峠越えをし、恋人に会いに行っていた女性の話が岐阜県にも伝わっている。

凶器については都会と田舎で別れ、人目の多い都会では隠せる鋏や釜、メスなど。田舎では出刃包丁、鉈、斧など殺傷能力の高い凶器を持つ。

遭遇した場合
・ポマードを3回、あるいは6回唱えると撃退出来る。手や足にポマードを書く方法もあるという。
・べっこう飴が大好物のため、これを与えてなめている間に逃げれるとも、関東地方では逆にべっこう飴が嫌いなので投げつけるとも。
・千葉県我孫子市ではべっこう飴5個なら喜び、金平糖5個なら逃げるとされていた。
・ボンタン飴で撃退するとも
・福岡県では口が裂け女がスペースインベーダーが好きなので百円玉を投げつけると必死に拾おうとするのでその隙に逃げるとも。
・耳まで裂けた口で遭遇した者を食べる、または誘拐する。
・ヨーグルト食べる?と聞かれ断ると自分が食べられる。
・肩を叩かれ、振り向いた所を切り付けられる。右肩を叩かれたら左、左肩を叩かれたら右から振り向くと逃げられる。
・豆腐を見ると逃げる。

居場所
・三軒茶屋、三宮など「三」のつく場所に現れる
・体育館のステージ地下室に住み着いている
・神社に寝泊まりしている
・学校の保健室。マスクをしている学校医が正体。
・墓石の置き場所。

その他、古くは江戸時代の書物にもたびたび登場しているようです。
6 4

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する