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2017年01月31日12:58

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「母の残像」

ノルウェー・フランス・デンマーク・アメリカ合作映画です。
「ダンサー・イン・ザ・ダーク」などのデンマークのラース・フォン・トリアー監督を叔父に持つ、ノルウェーの新鋭ヨアキム・トリアー監督の長編第3作で、初の英語圏での作品です。

戦場カメラマンとして世界中を飛び回り、留守がちだった母親イザベルが、ある日突然、交通事故で旅立ってしまぅてから3年。
残された夫と二人の息子の日常が描かれ、イザベルの回顧展の準備のため、長男が父と弟が暮らす実家に戻ってきます。

事故か、自殺か、不可解な部分が多いイザベルの死でしたが、久しぶりに顔を合わせた父と息子たちが、それぞれの思いを語り、イザベルの知られざる一面を戸惑いながらも
共有していきます。三人はイザベルの死を受け入れ、家族としての絆を取り戻していくかに見えましたが……。

お通夜や法事などの時、亡くなった人の知られざる一面を知ることはよくあります。
また、家族でも、一人一人の思いや距離感、疎外感はそれぞれであり、家族の死に対しても温度差は当然あり、普遍性がある映画でした。

心ひかれる邦題ですし、ジェシー・アイゼンバーグ、ガブリエル・バーン、イザベル・ユペール、デビン・ドルイドなど、キャスティングもよかったです。

弟が思いを寄せる同級生の女子の行動と弟の反応にはびっくり!今の若い子ってそうなの?!
あの場面、状況は全く違うけれど、母親役イザベル・ユペールの「ピアニスト」を思い起こしました。
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