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2017年01月30日21:54

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暮らしらしっく  忙しくて、頑張りすぎたかも

 土曜日の午前、本棚の解体および売却本の整理にいそしむ。…と、そうこうしているうちに不動産屋到来。家を売却するうえでの、最終的なお任せの話である。

 家の売却の話はのちに詳述するとして、それの後は再び整理。そして二度目の本の売却に行く。今回はダンボール12,3箱か。軽自動車の後部シートを完全に倒して運搬する。当然、一人作業だ。もう一回分は優にある、やれやれ。

 古本屋の後はベビーバスとベビーチェアを売りにハードオフへ。の前に、子供たちのご機嫌とりをせねば。公園に行って、僕はロックのお散歩、ママはがあちゃんが巨大遊具で遊ぶのにつきあう。なんか、よく行く公園だったけど、全体を歩いたことないなーと思って、全体を歩いてみた。…やりすぎた。いじょーに疲れた。

 日曜日はママは仕事。日曜日だけは6時出、ということで、毎回5時起きして出勤してた。けど、それも今回が最後である。僕と娘は7時頃まで寝て、ロックの朝の散歩の際に公園に行く。娘は早朝の人気のない公園で遊ぶ。

 帰ってきてからはまた書庫の整理。捨てる本も相当にある。既に相当量捨てたが、まだまだだ。そrてを紐で縛る作業をしてるうちに10時近くになる。あー、こりゃいかん、と思って娘を公園へ。休みには「おでかけ」「公園」が、娘のお気に入りパターンだ。これを崩すとタイヘンなのである。

 午後は仕事から帰ってきたママも一緒に、レンタル屋へ。あー、このレンタル屋に来るのも、次が最後か。娘に「ポケモンは2本借りた方がいいよ」と勧めるのだが、がんとして受け入れない。2本借りようとすると、涙をためて抗議する始末である。このこだわりの強さ、知的軽度によるものか、それとも娘の個性か。なににしろ、仕方ないので娘の気に入るようにする。

 この日はパパカレー。レンタル屋にいる最中に古本屋から電話がかかってきて、「査定が終わりました」とのこと。また1万5千円ナリ。それを回収しに行った際、ママが不意に「『ブラウエン・ベルグ』に寄りたいな」と言い出す。

 ブラウエン・ベルグはドイツ語で青い城。これはドイツ風ソーセージのお店なのだが、今の戸建に住む前は近所にあったので、よく買い物をしていたのだ。このご主人は本場ドイツで修行して八王子で店を出しており、特にドイツでは有名なバイス・ブルスト(白ソーゼージ)なんかをちゃんと出す店である。この白ソーセージを茹でると、最高に美味い!

 で、懐かしの店で買い物をして、スーパーにパパカレーの材料を買いに。パパは連日の書棚の解体よび書庫の整理で肉体労働をしているのを知っているので、ママが「私がご飯tくろうか?」と言ったが、僕は「カレーはやはりパパカレーがいい」と言って、僕が作ることにした。

 ママはカレーを作るとき、色々な隠し味を試したり、色んな材料を試みたりするが、成功も多いが失敗もある。そして、特に僕はコクのある濃い味のカレーが好きなのだが、たまにそういう味になってない時もある。ので、カレーは僕が作る、というのがいいと思っているのだった。

 で、パパカレー作って早めに寝たのだが。

 その夜、早々に奥さんが発作を起こした。11:30くらいのことである。

 あまりの早い時間に驚いた。大体、奥さんの発作の時間は、夜中の2〜3時が多い。そういう深夜に発作の唸り声で起きるのが通常なのだが、今回は違った。なんか知らないが一緒に寝た娘がなかなか寝付かなくて、ずーと蒲団のなかでバタバタしている。それを「あ〜、バタバタしてるな」とか思ってるうちに、奥さんの唸り声だ。正直、参った。

 まあ、発作自体は軽度だったが、発作を起こした後は必ずもう一度起きて、失禁してない時は自分でトイレに行く。この時は、ほとんどマトモな意識じゃない。

 この時も、この日、娘と一緒に寝たのは僕なのに、娘と寝る側に戻ろうとした。「こっちだよ」と誘導して蒲団に寝かす。で、この変性意識の状態でしばらく休んで、次に起きた時は大体、通常意識になってる。けど、それにはそれなりに休ませた上で、確認するので僕は寝るわけにはいかない。

 横になって身体を休ませつつも、奥さんの休息時間を見計らって様子を見る。不意に起きた奥さんが、僕を見る。

「あたし、発作起こした?」
「うん」
「どんな感じだった?」
「軽めだよ。ゆっくり寝てて」
「うん」

 そんないつものやりとりをして、僕も床につく。二次発作が起きたら、また唸り声がするので判る。僕はどんなに熟睡していても、奥さんの発作の声には条件反射で起きる。それは愛情とか心配とかいうより、恐怖の感覚に近い。僕にはどんなホラーより、奥さんが隣で発作を起こすことが心底恐い、という時期があった。

 それに比べたら、今はある意味慣れたものだ。発作の声で起きるのも、むしろパブロフの犬である。発作を起こしても慌てないし、適切な判断をして自分も休みをとる。そういうことができるようになった。慣れるとは、驚くべきことだ。

 考えてみると、僕は肉体労働をこなしていたが、転居届、電話変更、プロバイダーの手続き等、手続き系は奥さんに任せていたのだ。奥さんもここ数日、ずっと忙しそうにしてた。そりゃあ、疲れもたまって当然だと思う。疲労のコントロールって、本当に難しい。

 奥さんは朝までぐっすり休んで、特に心配はないようだった。僕は会社に行くことにして、娘を保育園に送ることにした。奥さんの発作が朝方だったら心配だが、これくらい休む時間があったなら大丈夫だろうという判断である。奥さんは実は今日が勤務先の最終日であり、電話口で「最終日なのにすみません」と謝っていた。

 僕は娘を保育園に連れていくのだが、奥さんの自転車のような補助シートがない。ので、強引に娘をだっこしたまま自転車に乗っていくことにした。

「があちゃん、危ないからちゃんと捕まって!」
「あぶないよー」

 娘が楽しそうに笑う。ほっぺとほっぺをくっつけて自転車をこぐ。こんな変則な感じが面白いので、娘はにこにこ笑って楽しそうだった。

 お昼、家に電話をして奥さんの様子を確かめる。心配はないが、娘のお迎えは難しいという。保育園に問い合わせてもらい、6:30までは無料、それ以降は10分100円だと聞く。

 急いで仕事を終えよう、という日に限って忙しい。それを加速装置で振り切って家に帰り、保育園にお迎えに行く。園の先生から、「があちゃん、『ママ、ご病気だね』『パパ、お迎えは?』って言ってましたね」と聞いて、ちょっとキュンとする。

 親もそりゃ頑張ったと思うけど、一番頑張ったのは娘かもしれない。明日はママも元気になってるから、最後の保育園に連れていってもらってね。忙しい、忙しい、転居のさなかの出来事である。
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