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2017年01月24日19:44

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「アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場」

戦地から遠く離れた会議室でドローンが映し出す映像を見ながら、自爆テロ防止のために攻撃を実行する人々の葛藤を描き、現代の戦争の闇を浮き彫りにした軍事サスペンスのイギリス映画です。

イギリス軍の諜報機関で働くキャサリン・パウエル大佐は国防相の中将と協力し、ナイロビでドローンを飛ばせ、ロンドンから英米合同軍事作戦を指揮していました。
テロリストたちの捕獲作戦を進めていましたが、ドローンの映像から、今にも自爆テロが実行されることを知ります。

多数の犠牲者が出ないようにするため、アメリカ国内の米軍基地にいるドローン・パイロットに攻撃命令を下しますが、殺傷圏内にパンを売る少女がいることが判明。
最初から最後まで続く緊張が続く映画でした。

ドローンの威力、そして現代の戦争は、遠く離れた会議室で決定されて行われている事実をまざまざと見せられました。
映画では、命令を下す政治家や軍人、実際に作戦を行うパイロットなどが、人の痛みを知る人たちだったのが救いでしたが、そうではない場合はいっそう怖いことです。
銃を持った男だらけの町で暮らさなくてはならない人々の不幸・・。こんな地域が減ることを願いたいです。

ヘレン・ミレンが正義感に燃える指揮官キャサリン役、2016年1月に他界したアラン・リックマンが中将役を演じていました
「アリス・イン・ワンダーランド/時間の旅」が遺作となったそうなので、今作は一つ前の作品のようですが、「アラン・リックマンを偲んで」と、エンドロールに書かれていました。
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