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2017年01月18日19:04

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旅行記@年の瀬の四国遠征《8》砥部焼陶芸館

道後温泉を早めに切り上げて、次に向かったのは、松山市の隣町・砥部町。伝統工芸品・砥部焼で知られる町である。
《ひとり民藝運動》と称して、旅先では、なるたけその土地の工芸品を買い求めることにしているわしとしては、愛媛まで来たからにはぜひ手に入れておきたいアイテムだった。

事前に収集した情報(主にインターネット)によると、松山市内にはあまり砥部焼を販売している店がない、とのことだったので、わざわざバスで30分ほどかかる砥部町まで足を伸ばすことにしたのだが、実際には、石手寺参道の土産物屋や道後温泉駅前のアーケード街でも、砥部焼が商われているのを目撃した。
しかし、せっかく砥部までの行き方も調べて計画も立てたんだし、市内の土産物屋みたいなところで買い求めるよりも、現地まで行って探した方が、より質の高いモノに出会える可能性が高くなるだろうと、当初の予定通り、向かうことに。

道後温泉駅から路面電車で伊予電鉄・松山市駅まで移動して、ここから「砥部断層行き」という路線バスに乗り、砥部町までは約30分。わしが行こうと思っていたのは、「砥部焼陶芸館」という施設だった。
ところが、ここが本日最後の目的地とあって安心してしまったのか、あるいは朝から方々歩き回った疲れが出たのか、バスの中でついウトウトしてしまい、だいぶ乗り過ごしてしまった(;´Д`)
うつらうつらしていると、次の停留所を告げる車内アナウンスがあり、その停留所名が「砥部焼伝統産業会館前」というものだったので、ハッとして反射的に「つぎとまります」ボタンを押したのだが、わしが行きたいと思ってた施設は先述した通り「
砥部焼陶芸館」であり、「伝統産業会館」ではない。。
バスを降り、スマホの地図を頼りに、伝統産業会館の目の前まで実際来てみて、初めて間違いに気が付いた。。(-_-;)
しかも、伝統産業会館は年末休みに入っており、閉館中。。

再びスマホを取り出して調べてみると、陶芸館の最寄りバス停からは、もう随分行き過ぎてしまっている。Google mapの案内によると、歩いて30分近く戻らなくてはならない(;´Д`)
正直ゲンナリしたが、仕方ない。路線バスの運行は1時間半とか2時間に1本のペース。バスを待つよりも歩いて戻った方が早いのだ。
しかし、ただ戻るのも癪なので、バスの終着点でもあった「砥部断層」というのに行ってみることにした。
わしが降りた停留所は、既に当該断層まで徒歩10分のところまで近接しており、それに最近は『ブラタモリ』の影響で、地形や地層にも俄然興味が湧いている♪

さいわい、昼過ぎから降り続いていた雨は、この頃にはすっかり上がっていた。
幹線道路と並行する砥部川の流れを、スマホの地図や路傍の案内板を頼りにしばらく遡っていく。と、道路から数メートル下がった右手の谷あいに、滝が見えてきた。
フォトフォト
↑この滝があるまさにその位置、段差の部分が、どうやら「砥部衝上(しょうじょう)断層」であるらしい。
辺りには、天然記念物であることを示す石碑や解説看板が立っており、「衝上断層とは何ぞや?」みたいなことが解説してあった。
フォトフォト
↑看板の解説に一通り目を通してみてのだが、、しかしそれでも、「よくわからんなあ」というのが正直なところで(;´∀`)
やっぱり、ブラタモリのように専門家の先生に付いて詳しく解説してもらうとか、あるいはタモさんご自身のように、そのことにある程度以上の知識と興味を持ってなければ、いきなり、行き当たりばったりでこうして伺ってみても、そりゃあわからんよなぁ。。と。
でも、↓景色は好かったんで、まあ、間違えついでに寄ってみたことは、よかったとしよう。
フォトフォト

断層を見るために10分ほど逆方向へ歩いたので、本来の目的地・砥部焼陶芸館まではトータルで40分程歩くことになったが、道はほぼ一本道。幹線道路をひたすら戻ればよいだけだった。
フォト
《↑本来の目的地だった砥部焼陶芸館は、路線バスのルートでもあった幹線道路沿いにあった》
やっとこさ辿り着いた館内で、次のバスまでの時間、30分ばかりを利用して商品を念入りに物色し、↓以下の2点を購入した。
フォト
少し大きめの絵皿と、ぐい呑みである。

そうして帰路は、何のことはない、建物から5分とかからないところにあった最寄りの停留所からバスに乗り、松山市内へと戻った。バスが市内に着く頃にはすっかり日も暮れていた。
して、松山市駅前の食事処に入り、当地の名物「じゃこ天」を肴に先ずは一杯。それから、メインディッシュも当地の名産「鯛めし」を頂いて、この日のスケジュールは全て完遂。あとはホテルに戻り、翌日、旅の最終日に備え、早めの就寝である。

つづく。
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