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2017年01月17日20:50

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旅行記@年の瀬の四国遠征《7》道後温泉

石手寺の次に向かったのは、道後温泉。徒歩で20分程の距離である。
この年末の遠征先を、松山にした最大の理由、《山口晃×道後温泉 道後アート2016》というイベントが開催中♪
【イベントHP→】http://dogo-art.com/
秋に愛媛県立美術館で開催されていた山口晃展には間に合わなかったが、来夏まで続く道後アートのイベント中には何とか足を運ぶことが出来た。

道後温泉は今回で3度目の訪問だったので、重文にも指定されている道後温泉本館を中心とした界隈の地理は、イメージとして何となく頭に入っていた。しかし、町中に散在する山口画伯のインスタレーションの場所を把握しておいた方がいいと思い、道後温泉駅前のアーケード街の入口にある観光案内所へ。
と、そのアーケード街の入口にも、山口画伯の作品↓《鈴生り門》があり、さっそくわしを出迎えてくれた♪
フォト
観光案内所の中は、折悪く混雑していた。
中国人と思しき家族連れの観光客が2〜3組(10人前後)、カウンターの前に屯しており、他の職員はどこかへ出払ったのか? カウンターの中に1人しか姿の見えない職員は、その家族連れの応対に追われて《てんてこ舞い》を舞っているようだった。
そのほかにも所内のあちこちに、大きなキャリーバッグや荷物を抱えた観光客が大勢おり、掲示物を見たり、ベンチに腰掛けて駄弁ったりしている。
そんな様子を横目で見やりながら所内を物色していると、部屋の一隅の棚に、山口画伯の作品場所が載った案内地図が置いてあるのを見つけた。手に取ってひとしきり目を通す。と、この観光案内所の中で、イベントのパンフなど、グッズを商っていると書いてある。
見ると、カウンターの内側、職員の背後の棚に、件のパンフレットやらポストカードやらが平置きしてあった。
「ポストカード購入しようかなぁ?」思ったのだが、しかし、先述したように1人しかいない職員は中国人家族の対応で手一杯の様子である。待っていても長くなりそうなので、先に屋外の作品をまわったり、道後温泉本館に行ってみたりしてから、また最後に立ち寄らせてもらうことにして建物を出た。

観光客でにぎわうアーケード街を、入手した案内地図を見い見い進んで行く。
と、出ました! 重要文化財・道後温泉本館♪
フォトフォト
実に風情のある建物である( *´艸`)
案内地図によると、この建物の周りに山口画伯の作品も幾つかあるらしいので、本館の周りを一周しながら、建物と一緒にそれらの作品を見物していった。
フォトフォト
↑上の写真左が、道後温泉本館の裏手に立つ《要電柱》。そして右の写真が、同じく裏手側の高台にある《見晴らし小屋》。
いずれも、山口テイスト溢れる作品だが、しかし、こうして実際の風景の中に置いてみると、作品としての個性を主張するというようよりは、むしろ↓周囲の雰囲気に溶け込んでる感じ。。
フォト
場所を示す地図もなく、作品名も付いてなければ、《普段からここにある景物》としか見えず、通り過ぎてしまいそうな、そんなナチュラルな作品の在り方だった。
山口画伯がどのような狙いでこうした作品を仕上げたのかはわからない。が、町中に展示するインスタレーションとしては、これはこれで一つの好ましいカタチだな! と思ったりもしたm(__)m

屋外にあるモノ以外では、近くのホテルや旅館のロビーなどにも作品は幾つか展示してあるらしかったが、それらを全部まわって見ているような時間的な余裕はちょっとなかった。。
とりあえず、道後温泉本館の周りの作品だけ見物し、午後から本格的に降り出した雨のせいですっかり冷え切っていた体を温めようと、本館の湯舟に浸かることに。
1階大浴場に入浴のみ。410円也。
しかし、いま考えれば、ついでに階上の《漱石が『坊ちゃん』を執筆した部屋》や、同じく2階にあったらしい山口画伯の作品も、見ておけばよかったと思う(;´Д`) 大して値段が吊り上がるわけでもないのに、どうして入浴だけにしてしまったか?
確かに、このあとの予定のことで時間を気にしてたというのはあったのだが。。
まあ今更言っても仕方ない。
とにかく、1階の大浴場でひとっ風呂浴びさせてもらった。
とてもいい湯で、体がポカポカに温まり、リフレッシュ出来た♪

で、気持ちのよい風呂上がり。再び観光案内所に行ってみると、1時間ほど前の混雑はすっかり解消されており、客はあまり居なかった上に、今度はカウンターの中の職員もしっかり3人スタンバってて、無事にポストカードを購入することも出来た♪
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そうして、道後温泉駅から再び路面電車に乗り込み、次に向かったのは、ご当地の民芸品・砥部焼の里にある砥部焼陶芸館である。

つづく。
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