大河ドラマ「真田丸」第49回

真田信之の「黙れ小童っ」に痺れた視聴者は多いだろう。先代室賀への意趣返しと
なっている点が痛快である。この場面では西村雅彦と児嶋一哉がよく似ていることも
効果的だった。どう見ても親子である。キャスティングが巧すぎる。この「黙れ小童っ」は
時期が良ければ流行語大賞の候補になっていたとも噂される。個人的には今年を代表する
台詞なのである。
http://www.nicovideo.jp/watch/sm30212666

もう一点見逃せないのは、この作品では恐らく唯一であろうキスシーンがあることだ。
終始幸村に付き添い、苦楽を共にしたきりというキャラクタに対する敬意と見た。
見ようによっては不遇とも思える彼女が漸く主役に躍り出た。１年間のシリーズなればの
感慨で、10回程度の作品ではこの厚みは醸し出せまい。