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2016年12月11日23:12

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海賊とよばれた男/「ウルトラQ」の誕生/居酒屋ぶたぶた

百田尚樹「海賊とよばれた男」上下 講談社文庫

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一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。
男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。
一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。
石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。
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映画化もされた百田尚樹さんの長編小説です。
モデルは出光興産の創立者の出光佐三です。
物語は終戦の日に始まり、終戦後の国岡の苦闘を描いていきます。
苦闘の末に石油販売業に復活できた所で、過去に戻り国岡の生い立ちから戦前の国岡の苦闘を描いていきます。
下巻は石油販売復活後の苦闘を描き、イギリスが封鎖しているイランへのタンカーの航海がエがれます。
細かい所はフィクションも多いようですが、大筋はほぼ実話です。
百田さんらしく分かりやすい悪役との対決など読ませますね。
面白かったです。

白石雅彦「「ウルトラQ」の誕生」双葉社

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放送開始50年!なぜ名作は生まれたのか?定説に挑む決定的ドキュメンタリー。
綿密な取材で歴史的事実に限界まで迫る!!
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白石雅彦さんが名作特撮ドラマの「ウルトラQ」の誕生について描いた本です。
番組誕生までを様々な人々の証言で綿密に描きます。
元々、「Woo」という後のウルトラマンに近い企画とアメリカの「ミステリーゾーン」に近い「アンバランス」の二つの企画があったそうです。
結果的に「Woo」は中止となり「アンバランス」が「ウルトラQ」となりました。


矢崎存美「居酒屋ぶたぶた」光文社文庫

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寒い冬の夜。商店街の一角に気になる店が。
覗いてみると、温かな雰囲気に心が躍る。
ああ、入ってみたい、そんなとき。もし、店の隅にピンクのぶたのぬいぐるみが転がっていたら、それは「味に間違いない店」の目印かも。
見た目はぬいぐるみ、中身は心優しい中年男性。
山崎ぶたぶたが、いろんなタイプの飲み屋さんで、美味しい料理とともにあなたを待っています。
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矢崎存美さんのぶたぶたシリーズ最新作です。
今回は居酒屋やバーなどぶたぶたがお酒を供する側になる話です。
とはいえ美味しい料理も登場。
相変わらずぶたぶたシリーズは楽しいですね。

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