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2016年11月15日10:03

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生きる気力を失っている友人たちへ



ぼくはあなたたちに「がんばれ」なんて言葉をかけることができません。

なぜなら、ぼくも死のうとしたとき、「がんばれ」なんて言われたとき、はっきりと覚えています。

「ふざけんな、がんばって、ふんばって、力を尽くしてもどうしようもないから、消えたいんじゃないか」

そう少年のときに思ったことがあります。

だから、世間一般の人がいうように、無駄に元気づけたり、何かしろなんていいません。

でもただ一点だけアドバイスできるのは、自分のいいところをみつけてほめてあげてください。

今を死なずに耐えてがんばっている。これだけでも十分です。

最低限これだけで十分です。

「私は今日ちゃんと生き延びた」

どうか自分をほめてあげてください。

そして今ある自分を大事にしてあげてください。

人からどんなこといわれてもいいのです、人が求めるあなたになる必要なんてないんです。

あなたはあなたのまま輝くことはできるんです。

例えば花は自分は花だなんて思っているでしょうか?

思っていません、ただただ春を待ち、精一杯咲いて、春がすぎるころには枯れていきます。

それでも彼らは、無意識にも蝶を呼び寄せ、蜂をよびよせるんです。

あつまる蝶や蜂たちは、自分のことを蝶や蜂だと思っているでしょうか?

思っていません。

ただただ蜜を吸い、精一杯生きて死んでいくのみです。

でもそれでも彼らはちゃんと自然の環の中にはいっていて、知らないうちに花々に受粉させ、自然に貢献しているのです。

ぼくら人間もそうだと思います。

ああなろう、こうなろうを捨てて、今の自分を肯定するところから、楽になるのだと思います。

素のあなたのままでいいんです。

お天道様は偉大だとふだんからぼくはつくづく思います。

ぼくは少年時代、宿なし金なし家族なしで死にかけたことがあります。

暖かい布団の中で寝ること、それ自体でもう人の何倍も努力が要ったのです。

なんど世の中を呪ったかわかりません。

人がふつうにもっている環境が自分だけにはない、これほどつらいものはありません。

親がいなければ家さえ借りることができない。

バイトで社員で働くことができないため、保険証がなく病院へいくこともできない。

元来身体が丈夫なほうでなかったぼくには、来る日来る日が地獄だったんです。

しかしそれでもお天道様は自分を見捨てませんでした。

今の僕はやっと人なみの生活がおくれています。

その気になれば、お天道様はこんなおっさんでも、見捨てないでいかしてくれるんですよ。

ぼくはあなたたちなら、きっと耐えてくれると思っています。
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