mixiユーザー(id:18627182)
2016年09月27日18:23
223 view
狛犬渉猟File＠名狛犬スポット編��
或るマイミクさんから、「鳥居を、、、」とのリクエストもあったり、それ以前に、こちらの狛犬はモノの本でも取り上げられ、紹介されてる、古い江戸狛犬。いずれは訪ねてみたいと思ってたスポットだったので、夏の終わりに足を運んでみた♪
☆牛嶋神社
○所在地…東京都墨田区向島1−4−5
○社格など…本所総鎮守、旧郷社
○訪問日…平成28年8月28日
○歴史・由来など…貞観年間（859〜879）、慈覚大師円仁の建立と伝える。かつては「牛御前社」と称した。その由来は、円仁が一草庵で須佐之男命の権現である老翁に会った際の託宣によるという。すなわち、「師わがために一宇の社を建立せよ。若し国土に騒乱あらば、首に牛頭を戴き、悪魔降伏の形相を現わし、天下安全の守護たらん」と。
上記のような御由緒のある神社だから、当然の如く、境内には数々の牛の像が安置されていた。
そして、マイミクさんからリクエストのあった、本殿前の三つ鳥居が、コチラ↓
それから、我が主なる目的、《狛犬ハント》である♪
�ゞ�内南側石鳥居脇の1対。
これほど大きな《耳》が付いてる狛犬自体、かなり珍しいと思うが、その大きな耳を、後ろ方向に倒してるというのも、また珍しい。
猫の場合、《後ろに耳を倒す》という姿態は、何かに怯えてる様を示す（さもなくば、後方から聞こえてくる音に耳をすましてる場合（音のする方に耳が向くので）、これに似た形態になる）のだが、、、この狛犬の場合、どういう理由で耳を後ろに向けてるのやら？ 後方の社殿に祀られる神の御声に、じっと耳をすましてる状態なのやも知らん。
阿形台座裏の年紀銘は、「昭和七年九月」。
何となくアニメキャラみたいな感じもする風貌から、もう少し新しい時代のモノかと思ったが、意外と古かった。ここら一帯を焼け野原にした《東京大空襲》も、経験したことになる。
�∨榲堆討�1対。
三つ鳥居をくぐった先、本殿の建つ敷地内には、計3対の狛犬が安置されている。そのうち、いちばん奥にあるペアがコチラ。
阿形・吽形共に、笑ってるとしか見えない、個性的なルックスの1対だ。
吽形の台座正面に刻まれた年紀銘は、「享保十四己酉歳九月十五日」。西暦でいうと1729年の作ということになる。
社殿に向かって左が吽形、右が阿形。吽形の頭上には、角の折れた跡、阿形の頭上には、宝珠が認められた。
�Ｋ榲汰亜兵凖詑Α砲�1対。
社殿と三つ鳥居の間に、2対並んで鎮座してる、そのうちの社殿側のペアがコレ。
通称《獅子山型》とも云われる、「獅子は千尋の谷から我が子を突き落とし、、、」て、例の諺を端的に表した形態。
社殿向かって左側に配置されてる方には、しっかり子獅子の姿も表されており、《親子の視線のぶつかり》が見て取れる。
年紀銘は見当たらず、残念ながら製造年は不明である。
�に榲汰亜閉撒鐶Α砲�1対。
上記の《獅子山型》のペアのすぐ手前、獅子山の麓に鎮座するのが、こちらのペア。
台座に、「文化八辛未二月吉日」（＝西暦1811年）の年紀銘を持つ、これまた江戸時代から残る狛犬である。
社殿に向かって左が吽形、頭上には角の折れた跡がある。右が阿形で、頭上には宝珠。
吽形のお顔の破損が少々痛々しいが、長年に亘って様々な《歴史》を見据えてきたひとつの証拠とも云えよう。
☆三囲神社
○所在地…東京都墨田区向島2−5−17
○社格など…旧村社
○訪問日…平成28年8月28日
○歴史・由来など…元は「田中稲荷」と称す稲荷神社であった。創立年代は不詳。社伝によれば、近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き、社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手に稲を持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを3回まわって死んだ。「三囲」の名称はここに由来するという。また、江戸時代に豪商・三井家の守護社として定められたことでも著名。その理由は、三井の本拠地・江戸本町から見て、当社が東北、すなわち鬼門の方角にあったことと、三囲神社の「囲」の字が、三井の「井」を囲っているため「三井を守る」と考えられたためとか。
境内には、三井家との関係を示すように、「旧三井邸より移された」という三柱鳥居がある。
こちらの鳥居も、マイミクさんからリクエストのあったモノだ。
この鳥居の元祖は、京都太秦にある木嶋神社。こちらもぜひいずれ訪ねてみたい神社である。
また、三越との強い縁を示すモノとして、かつては池袋三越の店頭にあったライオン像が奉納されていたり、
あるいは、かつて稲荷神社であった頃の面影として、本殿裏には、幾つかの稲荷社の祠が残り、その周りには鳥居が林立。
ちょっとスゴイ光景になっていた。。。(;´∀｀)
そんな中での、狛犬ハント♪
�ー凖汰阿�1対
元がお稲荷さんだけあって、いちばん社殿に近いポジションを固めているのは神狐のペアであった。狛犬はその少し手前に腰をおろす。
とても大きく、立派な歯と、《獅子鼻》というよりは《豚鼻》と呼びたくなるような上向きの鼻、グルグルと渦を巻く眉毛など、かなり個性的なルックスの狛犬だ。
吽形台座裏にあった年紀銘は、「延享二年己丑歳五月廿二日」（＝西暦1745年）。これまた江戸時代の狛犬だ♪
��境内社、恵比須神・大国神社殿前
境内西側にある、小さな社殿の前の1対。
小さな像ながら、どこか恐竜とか、ウルトラマンなんかに出て来る怪獣のような、そんな《屈強のキャラ》を想起させられた。
製造年は不明。しかし、阿形の顔の破損具合など見るに、それなりの古さを感じたものだ。
☆牛嶋神社
○所在地…東京都墨田区向島1−4−5
○社格など…本所総鎮守、旧郷社
○訪問日…平成28年8月28日
○歴史・由来など…貞観年間（859〜879）、慈覚大師円仁の建立と伝える。かつては「牛御前社」と称した。その由来は、円仁が一草庵で須佐之男命の権現である老翁に会った際の託宣によるという。すなわち、「師わがために一宇の社を建立せよ。若し国土に騒乱あらば、首に牛頭を戴き、悪魔降伏の形相を現わし、天下安全の守護たらん」と。
上記のような御由緒のある神社だから、当然の如く、境内には数々の牛の像が安置されていた。
そして、マイミクさんからリクエストのあった、本殿前の三つ鳥居が、コチラ↓
それから、我が主なる目的、《狛犬ハント》である♪
�ゞ�内南側石鳥居脇の1対。
これほど大きな《耳》が付いてる狛犬自体、かなり珍しいと思うが、その大きな耳を、後ろ方向に倒してるというのも、また珍しい。
猫の場合、《後ろに耳を倒す》という姿態は、何かに怯えてる様を示す（さもなくば、後方から聞こえてくる音に耳をすましてる場合（音のする方に耳が向くので）、これに似た形態になる）のだが、、、この狛犬の場合、どういう理由で耳を後ろに向けてるのやら？ 後方の社殿に祀られる神の御声に、じっと耳をすましてる状態なのやも知らん。
阿形台座裏の年紀銘は、「昭和七年九月」。
何となくアニメキャラみたいな感じもする風貌から、もう少し新しい時代のモノかと思ったが、意外と古かった。ここら一帯を焼け野原にした《東京大空襲》も、経験したことになる。
�∨榲堆討�1対。
三つ鳥居をくぐった先、本殿の建つ敷地内には、計3対の狛犬が安置されている。そのうち、いちばん奥にあるペアがコチラ。
阿形・吽形共に、笑ってるとしか見えない、個性的なルックスの1対だ。
吽形の台座正面に刻まれた年紀銘は、「享保十四己酉歳九月十五日」。西暦でいうと1729年の作ということになる。
社殿に向かって左が吽形、右が阿形。吽形の頭上には、角の折れた跡、阿形の頭上には、宝珠が認められた。
�Ｋ榲汰亜兵凖詑Α砲�1対。
社殿と三つ鳥居の間に、2対並んで鎮座してる、そのうちの社殿側のペアがコレ。
通称《獅子山型》とも云われる、「獅子は千尋の谷から我が子を突き落とし、、、」て、例の諺を端的に表した形態。
社殿向かって左側に配置されてる方には、しっかり子獅子の姿も表されており、《親子の視線のぶつかり》が見て取れる。
年紀銘は見当たらず、残念ながら製造年は不明である。
�に榲汰亜閉撒鐶Α砲�1対。
上記の《獅子山型》のペアのすぐ手前、獅子山の麓に鎮座するのが、こちらのペア。
台座に、「文化八辛未二月吉日」（＝西暦1811年）の年紀銘を持つ、これまた江戸時代から残る狛犬である。
社殿に向かって左が吽形、頭上には角の折れた跡がある。右が阿形で、頭上には宝珠。
吽形のお顔の破損が少々痛々しいが、長年に亘って様々な《歴史》を見据えてきたひとつの証拠とも云えよう。
☆三囲神社
○所在地…東京都墨田区向島2−5−17
○社格など…旧村社
○訪問日…平成28年8月28日
○歴史・由来など…元は「田中稲荷」と称す稲荷神社であった。創立年代は不詳。社伝によれば、近江国三井寺の僧源慶が当地に遍歴して来た時、小さな祠のいわれを聞き、社壇の改築をしようと掘ったところ、壺が出土した。その中に、右手に宝珠を、左手に稲を持ち、白狐に跨った老爺の神像があった。このとき、白狐がどこからともなく現れ、その神像の回りを3回まわって死んだ。「三囲」の名称はここに由来するという。また、江戸時代に豪商・三井家の守護社として定められたことでも著名。その理由は、三井の本拠地・江戸本町から見て、当社が東北、すなわち鬼門の方角にあったことと、三囲神社の「囲」の字が、三井の「井」を囲っているため「三井を守る」と考えられたためとか。
境内には、三井家との関係を示すように、「旧三井邸より移された」という三柱鳥居がある。
こちらの鳥居も、マイミクさんからリクエストのあったモノだ。
この鳥居の元祖は、京都太秦にある木嶋神社。こちらもぜひいずれ訪ねてみたい神社である。
また、三越との強い縁を示すモノとして、かつては池袋三越の店頭にあったライオン像が奉納されていたり、
あるいは、かつて稲荷神社であった頃の面影として、本殿裏には、幾つかの稲荷社の祠が残り、その周りには鳥居が林立。
ちょっとスゴイ光景になっていた。。。(;´∀｀)
そんな中での、狛犬ハント♪
�ー凖汰阿�1対
元がお稲荷さんだけあって、いちばん社殿に近いポジションを固めているのは神狐のペアであった。狛犬はその少し手前に腰をおろす。
とても大きく、立派な歯と、《獅子鼻》というよりは《豚鼻》と呼びたくなるような上向きの鼻、グルグルと渦を巻く眉毛など、かなり個性的なルックスの狛犬だ。
吽形台座裏にあった年紀銘は、「延享二年己丑歳五月廿二日」（＝西暦1745年）。これまた江戸時代の狛犬だ♪
��境内社、恵比須神・大国神社殿前
境内西側にある、小さな社殿の前の1対。
小さな像ながら、どこか恐竜とか、ウルトラマンなんかに出て来る怪獣のような、そんな《屈強のキャラ》を想起させられた。
製造年は不明。しかし、阿形の顔の破損具合など見るに、それなりの古さを感じたものだ。
0
0
ログインしてコメントを確認・投稿する