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2016年09月18日20:52

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タイルという素材の、行く先は?

本日は雨天ながら、ヨメのリクエストでひとっ走り。
岐阜県は多治見市まで、レッツGO。

かなりの距離ながら、ほとんどが高速道路。
東名阪〜伊勢湾岸〜東海環状で、一気に入れます。

高速道路が、どんどん便利になっているが… 走っても楽しくないんだよなあ。
見える景色が山とか、山とか、山とか… あとはトンネルか。
しかも雨天でどんよりしている。

と言ってる間に、目的地に到着。
「多治見市モザイクタイルクミュージアム」です。

多治見市は陶器関係の街、という事で焼き物の工業製品であるタイルを
現代美術に見立てたミュージアムとしている模様。


昭和30年代の家庭で使われていた流しとか、浴槽とか。
昔の銭湯のタイル壁画とか、キレイなタンポ印刷のタイルとか。
学生の頃、コレ関係でアルバイトしてた事を思い出すなあ。

バブルの頃は、建築ラッシュでタイルの需要は非常に多かったのですが
今はその需要が少なくなり、さらに社会環境の変化に晒されました。

タイルは重量物なので、耐震で建築物を軽くするのに不利。
壁が崩れてタイルが落下すると、下の人が怪我をする。
印刷シートでタイル壁画が出来てしまう。(セブンイレブンはコレ)
色違いの小さいタイルを並べたドット絵も、印刷物にはかなわない。
用途をやめた際の廃棄や処理に困る。

一般家庭でもタイルを使った浴槽や台所、トイレ等もまず見られません。
簡単発色、簡単成型、簡単装着、簡単廃棄の樹脂製品や金属プレス製品が代替。


タイルは、これから加速的に減っていくでしょう…
そういえば近所のタイル製造工場が何処かに買収されて工場が無くなったなあ…
そこで働いてた人は、一体どーなったのだろーか?

写真左はミュージアム建物の全景。 右は自動車を使ったタイルアート。
コレ、スズキカルタスだよなあ…!? 無茶しやがって。
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