「優しい大人」桐野夏生著。
新聞連載をスクラップしてたのをやっと読んだし。スカイエマさんのイラストがとてもいい。ストリートチルドレンの孤独な少年は思い出の友達の手がかりを追い、地下の少年達の世界に向かう。そこに至るまでが不思議の国のアリスみたいで面白いんだが。後半は地下も現実だったなと。
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初のPKOで行った国はという問い。NHKスペシャル「ある文民警察官の死〜カンボジアPKO 23年目の告白〜」思い出したり。警官達は丸腰で送られたが停戦中のはずが情勢悪化。狙われて警官達はこっそり銃を買い自衛するも襲撃され。国益の文言の下での情報隠蔽体質は二次大戦以後も変わることなく重い。危険と発表しボランティアが引くと他国に批難されるとも。国には思惑があり、他国との関係もあり、立場もありとは「シン・ゴジラ」にもあり。個人としては任務続行であり、仲間とは足並み揃えねばならず、逃げ場はなく。いかに八方塞がりの中で情報を仕入れ自衛するか。
ただ、国の立場上ダメだが、公にしないなら、こっそりやっても不問に付す。という側面はあるようで。建前上やっちゃいけないがやっても見ないふりはできるという。官僚的なそういう腹芸とか柔軟さというか裏と言うか。いい例の方だと杉浦千畝の話はある意味そういう話。
ついでにフォトにupしたイラストです。
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