キム・ギドク、2001年の監督作品「悪い男」の韓国盤BDがリリースされているのに気づいて慌てて購入。
韓国映画も韓国ドラマもほとんど観ないのだが、ギドク監督作品だけは別で、中でもこの「悪い男」は溺愛する1本だ。
ギドク監督作を観た事ない人に何か1つ薦めるとしてもこれだろう。
久しぶりに観たが、最初から最後まで痺れっぱなしだった。
売春街を舞台にした性欲と暴力に充ちたどろどろの内容なのに、どうしてこんなにも心が洗われる様なのか。
そして何故にこんな突っ込み所満載なストーリー展開が、これほどリアルに感じられるのか。
特典映像に出演陣のインタビューが収録されているのだが、こちらの方が嘘っぽく見えてしまう程だ。
字幕は韓国語と英語のみ。
さすがに画質音質は驚く程良い。
実は音楽も非常に良いのだが、サントラCDはリリースされていない。
しかし特典映像にはそのサントラから3曲のスライドショーが収録されており、これも魅力的。
パッケージは、通常のBDケースにちょっとした写真集が付いて、三方背ボックスへ収納される形となっている。
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