お盆休み　その２

　今日も暑いながらやや曇りがちなため気温が上がらないことが救いだ。夕方になって蒸し暑さも加わるとまた出掛けてみたくなる誘惑を振り切る。昨夜は思いがけず遅くなってしまったので、せめて今夜はゆっくりと標本整理に時間を当てなければならない。

納涼屋台　３
　昨日は朝方から羊さん、美濃虫さんが来宅。羊さんは愛知県昆虫目録のためいくつかの標本の確認。美濃虫さんは岐阜県レッドリスト関連で以前採集した（環境省許可あり）双六岳、乗鞍岳の標本チエックが目的。ついでとばかりに全標本箱の虫干しと防虫剤の入れ替え作業を行う。おしゃべりも交え一通りの作業が終わるとすでに夕方となり、夕方から名昆の月例会へとなだれ込む。











　名昆例会は相変わらず盛況で参加者の中にも親子連れや中高校生のグループも少なくない。一夏のシーズンが終わりその成果で盛り上がり、時間が足らず全員の話題を話す時間さえ短縮しなければならない状況。
　今回はいつもの会場（吹上）が工事中で使用できないため、名駅近くの国際センタービルで開催。例会終了後は気の合ったムシ友と連れだって近くの繁華街で食事。その後ライトトラップに誘引されるムシのようにネオンの灯りに誘引されてしまい、家に帰り着いたのは夜半を大きく過ぎた頃。それでも明るくなる前に帰れただけでも今回は穏やかな方だろう。






挑戦
　今朝はゆっくり朝寝坊。昨夜は寝室いっぱいに標本箱を積み上げたので子供の部屋で寝た。虫部屋は気が付けば10年分くらいのガラクタが部屋を占拠して座る場所も無いくらいにとり散らかっている。標本箱の整理ついでに部屋の片づけもするかと一大決心をして、北アルプスのごとき積もったガラクタの山に挑んだ。おびただしいほどのタッパー類や古くなって使わない管ビン類、タマの切れた懐中電灯、何が入っているのか得体の知れない瓶、破れたネット、メモ類やラベルの使い残し、二度と読まないだろうチョウや雑昆の文献類。果ては読み散らかした文庫本などがゴミ袋に何杯も出てくる。途中何度も挫折しそうになりながらも何とか整理を終えてぐったり。

　明日は実家まで出掛ける予定。仏壇に手を合わせ、精霊送りを近くの寺院まで送り届けるのがお盆の恒例行事となっている。短い休暇が終わると帰省中の家族と合流するためしばらく出かけることになっている。きっと虫もいないだろうから採集道具は無し。寒さをしのぐ春物の衣類に文庫本をどっさり詰め込む作業は明日以降におこなうつもりだ。