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2016年05月31日13:14

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海街diary、ちょんまげぷりん、イニシエーションラブ

映画「海街diary」
是枝裕和監督の初の原作物と話題で。吉田秋生原作漫画の4姉妹の生活を丁寧に映画化。監督感覚での苦さやドラマチックさは薄い。撮影に一年かけた季節感がいい。たまに挟み込まれる色気は他の吉田秋生作品にはあるけど、この漫画にはないが。女優映画のサービスでもあるか。
吉田秋生漫画の芸風はハードドラマチック路線と生活漫画と話が繋がるオムニバスの3種類あって、前者はバナナフィッシュと吉祥天女、真ん中はカリフォルニア物語、後者は桜の園が好み。少女漫画離れした尖った先駆的作風とリアルな体型が良くて。最近は絵柄も少女漫画的ね。
個人的一番の名作は子供の時に読んだ短編「風の歌うたい」。雑誌で見て、後で偶然コミックに載ってて驚いた。最近は女性主役ばかりね。それはそれで読んでるけど、また男性主役の漫画を読みたいところ。

「ちょんまげぷりん」
江戸時代からタイムスリップしてきた侍がシングルマザーの家に居候し主夫に。主婦は主夫がいることで仕事に専念できるようになったが、侍がパティシエを目指し忙しくなりぶつかる。侍は自分の時代では仕事がなく、仕事をしたかったのだと過去を語るのがちょい切なく。荒木源原作小説。中村義洋監督。あとで旦那と娘も面白く見てた。

「イニシエーションラブ」
男女が出会いお付き合い。場面変わって付き合ってる男女が遠距離になりすれ違い。原作小説乾くるみ。小説ならではの叙述トリックをうまく映像化していたような。恋愛物より推理物で見たいトリックだった。恋愛物だから女も男もどっちもどっちだなと。浮気男と二股女。今の恋人が災難。
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