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2016年05月28日20:31

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「山河ノスタルジア」


「罪の手ざわり」、「世界」、「長江哀歌」などで海外で高い評価を得ている中国のジャ・ジャンクー監督作品で、中国・日本・フランス合作映画です。
一人の中国女性を主人公に、急激な変化を遂げる中国の1999年、2014年、2025年、3つの時代を舞台に、人生における選択、出会いと別れ、母の子への思いなど、
時代を越えて変わらないものを描いています。

1999年、中国の田舎町でもディスコが流行り、小学校教師のタオは男友だちの炭鉱労働者リャンと実業家のジンシェンと青春時代を楽しく過ごして
いました。二人に愛されたタオはジンシェンの方を選び、二人は結婚し、リャンは町を出て行き、夫婦にはダラー(米ドルをもじってつけた名)という男の子が
誕生します。

2014年、二人は離婚し、いっそう事業に成功したジンシェンは息子の親権を勝ち取って都会で暮らし、タオは一人で故郷で暮らしていました。
帰郷したリャンは病気になっていて、頼ってきたリャンの妻にタオは金銭的な援助をします。
タオの父親の葬儀に出席するため、数年ぶりに故郷に戻ってきた息子のダラーからジンシェンとともにオーストラリアに移住することを知らされます。

2025年、大学生になり、自我に目覚めた大学になったダラーは、オーストラリアで中国語をほとんど話さない生活を送っていました。
ヒロインが一人で踊るラストシーンは印象に残りますが、息子中心の話だし、共感できない話で、近未来の話にしたのも疑問。

上映時間は125分で決して長くはないのですが、長い年月の物語なので、もっと長く感じました。
主演はジャ・ジャンクー監督夫人であるチャオ・タオで 39歳で、25歳から50歳までの人生を 一人で演じています。


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