荒野に一人取り残された男の壮絶なサバイバルという実話に基づく小説を原作にしたアメリカ映画です、
昨年アカデミー賞を受賞したアレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥとレオナルド・ディカプリオが初めてタッグを組み、アカデミー賞で監督賞、主演男優賞撮影賞を受賞。
舞台は、白人が原住民を迫害した19世紀のアメリカ西部。
主人公グラスは、毛皮をヨーロッパに輸出するハンターたちのガイドでしたが、クマに襲われ、瀕死の重傷を負ってしまいます。そのうえ、原住民との間にできた息子を目の前でハンターのジョンに殺され、極寒の原野に一人置き去りにされます。
何度も危険な目に遭いながら、過酷な大自然の中を生き抜き、仲間の後を追って奇跡の生還をはたすグラス。
諦めない心と身体の強靭さ、生き残ろうとする本能、復讐ということだけでなく、自然環境破壊に対する警告が大きなテーマになっています。
カナダでロケし、自然光のみで撮影した美しい映像、迫力ある場面の連続、ディカプリオの熱演、坂本龍一の壮大な音楽もよく合っていてよかったです。
楽しい映画ではないし、2時間37分、ちょっと覚悟して行きましたが、眠くなったり退屈することはありませんでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する