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2016年04月19日23:59

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デタラメホリエモン

先日の、4/3放送のNHKスペシャル「地震列島」を観た、という人は
身震いした思いをしているかもしれないが
この番組で指摘していた通り、ひとつの地震がどのように連鎖していくか
或いは直後の巨大地震に繋がっている可能性や
次に起きる地震の予測に関わってくるとの指摘は
およそ間違っていない。

※内容をまとめたものはこちら。
http://tvmatome.net/archives/3876


結果的に彼らが指摘したのは
日向灘での巨大地震の予測が出来る、との事だった。

大きく逸れない形で先週、熊本で大地震。
日向灘と熊本阿蘇山の麓は九州山地を挟んで反対側だが
震源地というのは細かく割れたプレートの
地中の立体的な面に沿って
ひとつのスクリーン上に展開しているのであって
その面は四国方面に向けて伸びているのだから
近い予測が出来た、と言うことが出来る。

現に、余震とも本震ともつかぬ大きな揺れが断続的に
九州中部では群発しており
今後共、予断は許さない。

東日本大震災の時も言ったが、
命が惜しければすたこらさっさと逃げ出すしかないし
逃げなければ逃げなかっただけのリスクを負うだけである。
しかし、来るとも来ないとも判らない地震に対して
すたこらさっさと仕事も土地も捨てて逃げ出したとて
どこに逃げればいいのだ?
それをその番組では示唆していたのである。
興味がある方は調べて再チェックしてもらいたいと思う。

さて、ホリエモンの暴言は許しがたい。
テレビ番組などで自粛の嵐が吹いていて
TSUTAYAだの雑誌だのが焼け太りで景気が良いとか
そういう事はさておくとしても
能天気な番組を垂れ流すということはこの緊急事態では言語道断である。
何故なら、当事者やその関係者
或いは明日は我が身かも知れない我々が
日本本土に訪れた「震度7」という大災害の地震に対して
最大級の注目を抱くのは当然だと思うからである。

(今回に関しては)
ちっとも揺れないので、無関心なのか或いは当事者意識が持てないのか
ホリエモンは
自分の仕事がキャンセルされたから利己的感情に任せて言っているのか
詳しい事情は分からないにしても
自分の家族が被災者だったら、バラエティ番組も「今までどおり」にはいかないだろう、と
普通の感覚なら思うはずだ

ただ僕も支持したいのは
「直接被害を受けていない者は普通の生活をしながら
被害者の支援をすればいいだけ」
というのは実によく分かる話である。
東日本の時がそうだったからね。
首都が襲われると大騒ぎ、
九州や新潟など東京から離れた地域だとローカルニュース、
みたいな感覚が首都民全体に蔓延している象徴的発言なのである。

僕は大阪在住だから、そのどちらも直接の被害はない
(但し、阪神大震災の被災者である)
そして、兵庫県南部大震災の時の首都圏の市民の無関心さに
いたく憤慨した人間である。

報道機関がこういう時こそ、日本全体の危機として
大地震の懸念も踏まえて
(バラエティ番組など語録中心のものを抑制して)
報道機関の役目を果たすのは当然だと思う。
従って、尾木が言っていることの方が正しいのである。

しかしながら、ホリエモンが言うのは
真理なのである。
運不運も加味した上で
勝った者(地震に遭わなかった者)が支配的で、
負けた者(不運にも地震に遭った者)が不利を受けるこの構造は正しいのだ。
有利なものが不利なものに手を差し出せば、ただそれで良いではないか。
地震をくぐり抜けた首都民が、九州の災害に引きずられて
勢いを失ってしまうのは全くもってナンセンスだと
そう言いたいのだろう。

2011年から2012年にかけて
東京に何回か出張に行くと
夜の東京駅前は真っ暗になっていて
消灯されていた。
節電真っ盛りだったわけだ
エネルギー問題について「東京が真剣に考えている」と
少し感心したのであるが
これがエスカレートして、何でもかんでも節約節電になって
色々と不便になってしまったのである。

原子力発電所という発電所が片っ端から活動停止してしまい
電力が不足したのであるから仕方ないのであるが
当時から言っていた
「今回に限らず、我々は
節電を通じて次世代エネルギーについて考えなければならないのではないか」
どこかのテレビキャスターだったと思う。
いいこと言うなぁ、と。

しかし、今はどうだ?
あの頃は居酒屋にも人は少なかったし
夜の東京は真っ暗だった。
いや、良いんだけどさ

もう震災からは復興したんだし
福島にも問題は残ってないし
避難民もみんな故郷に帰れたんだし
震災復興の資金も潤沢で
次世代エネルギーについても目処もたってるし
新しい地震も起きてないし
原発も稼働していないし
五輪開催が決まって首都は浮かれてないし
景気も上向いて
被災地に支援活動も行かなくても手は足りてるらしいからさ

東京から順番に浮かれていればいいんじゃない?
西日本は大変だけどサ

と、こうはならないだろう?
当事者やその周辺がノイジーマイノリティではなくて
本当に配慮が必要な対象で
それも、いつかは我が身にも降りかかるかも知れない
出来事であろうことは
5年ほど前に学んだことじゃないかな

だから、イレギュラーにシリアスなのであり
東日本大震災の5年後ということで
振り返り特番のNHKスペシャルが放送されたわけだ。

因みに4/1には三重県沖で大きな地震が有り
久々に大阪も大きく揺れたのだが
何かが近づいているような気がしてならないのだ。

どこに逃げれば良いのかも
どうすれば回避できるのかも
我々には分からないけれど。

ホリエモンが尾木ママと対立 TVの地震自粛めぐり
http://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=3952620
 ホリエモンこと実業家の堀江貴文氏(43)と尾木ママこと教育評論家の尾木直樹氏(69)が、熊本県で発生した地震によるテレビ放送の自粛に関してネット上で対立している。

 14日夜に最大震度7を観測した地震発生後から、テレビなどのメディアでは地震報道のため、バラエティなど通常放送を変更して放送している。

 この状況に堀江氏は16日、ツイッターで「熊本の地震への支援は粛々とすべきだが、バラエティ番組の放送延期は全く関係無い馬鹿げた行為。人のスケジュールを押さえといて勝手に何も言わずキャンセルするとはね。アホな放送局だ」とテレビ放送の自粛に異論を唱えた。

 堀江氏は「俺たち地震の被害を受けてないものは出来るだけ普段通りの生活をしながら無理せず被災者支援を行うのが災害時の対応だろう」との考えを示しており、テレビ放送の自粛は日常生活を維持する上で不必要だとし、「単に『こんな時に馬鹿な番組やりやがって』というノイジーマイノリティの苦情を受けるのが嫌なだけ」だとメディアの対応を批判した。

 一方、尾木氏は17日に「番組自粛はごく自然な人間らしい判断」とのタイトルでブログを更新。「水も食料もなく避難所にも入れないで グランドで寒さのなか身を寄せあっておられるたくさんの被災者の皆さんさておいて普段通りの楽しい番組構成にブレーキかかるのあまりにも当然! 人間らしい共感能力あれば自粛して工夫しようとするのはあまりにも当然!」だとした。

 尾木氏は「4、5日たってからならバラエティーや娯楽 絶対に必要です」としながらも、災害が収束していない現状におけるテレビ自粛は当然だとし、「自粛するテレビをバカにするのはとんでもない鈍重と言わざるを得ません…」と、間接的に堀江氏に反論した。

 しかし堀江氏は尾木氏の主張に「やっぱりこの人おかしな考え方だな」と同意せず。「こんな人が教育評論家やってるからダメな教育になる」と切り捨てた。
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