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2016年02月22日20:05

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「キャロル」

1950年代のニューヨークを舞台に、女同士の恋を描いたアメリカ映画です。
「太陽がいっぱい」などで知られるアメリカの女性作家パトリシア・ハイスミスが52年に発表したベストセラーが原作です。
ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラが共演し、それぞれアカデミー賞主演女優賞、助演女優賞にノミネート。脚色賞、撮影賞、衣装デザイン賞、作曲賞にもノミネート、マーラは本作でカンヌ国際映画祭主演女優賞を受賞。

1952年、冬のニューヨーク。
クリスマスシーズンの高級デパートでアルバイトをしていた若い女性テレーズは、娘へのプレゼントを探しに来たエレガントな女性キャロルにひと目で心を奪われてしまいます。二人は、あることをきっかけに会うようになり、テレーズはキャロルが夫と離婚訴訟中であることを知ります。
キャロルに誘われたテレーズは一緒に自動車旅行に出かけますが・・。

当時は同性愛は異常であり、治療が必要とされていたのですが、その辺りはあっさりとで、同性愛ではあるけれど、たまたま女同士だったというだけの、良くも悪くも普遍的な恋愛を描いた映画でした。
衝撃的なことは何も起きず、切なさも社会的制裁も無く、悪くはないけれど、それほど心に響くものは無かったです。

圧倒的存在感のブランシェット、若い頃のオードリー・ヘプバーンのように愛らしく輝いているマーラ、キャスティングは良かったし、50年代当時のクラシカルな雰囲気、きらびやかなファッションはステキでした。
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