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2016年02月20日08:48

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ギリシア人の物語1/ルーズヴェルト・ゲーム

塩野七生「ギリシア人の物語1」新潮社

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古代ギリシアの民主政はいかにして生れ、いかに有効活用され、機能したのか。
その背後には少ない兵力で強大なペルシア帝国と戦わねばならない、苛酷きわまる戦争があった――。
不朽の名作『ローマ人の物語』の塩野七生が、それ以前の世界を描く驚異の新・三部作第一弾!
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塩野七生さんの新作は古代ギリシャを描く三部作です。
ギリシャの各都市国家、特にアテネとスパルタの違いから描き、そのギリシャにペルシア帝国が戦いを仕掛けてきます。
キャラ萌えと言われる塩野さんらしく、今回はアテネを率いてペルシアと戦うテミストクレスが主人公に近いですね。
表紙もテミストクレスですし。
ですが、映画「300」の題材になったテルモビュレーの戦い、サラミスの海戦、陸でのプラタイアの戦い、そしてその後までじっくりと描かれます。
さすがは塩野さん読ませますね。続巻が楽しみ。


池井戸潤「ルーズヴェルト・ゲーム」講談社文庫

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大手ライバル企業に攻勢をかけられ、業績不振にあえぐ青島製作所。
リストラが始まり、歴史ある野球部の存続を疑問視する声が上がる。
かつての名門チームも、今やエース不在で崩壊寸前。
廃部にすればコストは浮くが――社長が、選手が、監督が、技術者が、それぞれの人生とプライドをかけて挑む「奇跡の大逆転(ルーズヴェルト・ゲーム)」とは。
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ドラマ化もされた池井戸潤さんの長編小説です。ドラマは見ていません。
業績不振の会社とその野球部を描き読ませます。
リストラ、経営、そして野球部の戦いをじっくりと描きます。
憎たらしい悪役が複数登場し、悪辣な陰謀を仕掛けて来ます。鮮やかな逆転劇が爽快ですね。
さすがは池井戸さん、面白いです。
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