自分の文春批判記事に興味をもっているタイ人がいるのでタイ語でも紹介しておく。
少年A、多くのタイ人もしっているだろう、14才のとき、知り合いの子供の首を切って学校の門前においた少年のことだ。
現在33になるらしいが、文春がどうしらべたのか彼の家にまでおしけ取材し、その写真まで掲載している。
自分はそういった文春の取材行動を批判した。
日本人の中にも色々意見があって、元少年Aがやった犯罪が犯罪だけに風当たりも強く、文春擁護意見が多くあった。
ただしかしポイントが多少ずれている人もいるので言っておきたい。
元少年Aは被害者の承諾も得ず「絶歌」という本を昨年出版したり、有料のウェブサイトを開いたりして非難されている、元少年Aの態度には論議があっていい。
しかし自分が問題にしているは文春の取材姿勢である。
(タイの人たちはわからないと思うのでここでさらりと説明するが、文春とは日本の一大ゴシップ誌である。
有名芸能人の不倫騒動や、元有名プロ野球選手の薬物ニュースをとりあげるのはいいが、周辺家族のプライバシーにも踏み込んでいる。)
情報を発信する側にとってもメディアリテラシーとは重要な要素である。
芸能人のスキャンダルや犯罪、エログロの世界は確かに売れるだろう。
だがしかしメディアとしてそれでいいのか。
誤解していけないのは元少年Aは元犯罪者であって、今現在で彼は犯罪を働いているわけではないということだ。
報道では彼はすでに結婚していて、幼い娘もいるようで、元少年を非難する是非はおくとして家族はどうなるのだろう。
世界的に見れば、ダイアナの場合彼女の生活は破綻寸前まで追い詰められ、マイケルジャクソンは具体的な証拠もないまま汚名を受けるようなことがあった。
マスメディアはもっともっと国民に知らせるべき真実があると思うが。
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