ここ最近たくさんのタイ人から
「あの女の記事をぜひ書いてほしい!銀次郎はどう思うんだ!」
というメッセージを多くいただく。
その女性というのは簡単にいうと、マヒドン大学から奨学金をうけとっておきながら、ハーバード大学で博士号を取得、結婚するや、アメリカ人となり、奨学金を踏み倒したタイ女性のことだ。
自分としてはタイ人でもないのに、こういうタイ人女性を
「・・けしからん!」
と怒れないし、また事情も深く知らないのでいう立場にない。
それにしても最近タイ人がまったく関係のないことの女性のことを自分のフェイスブック内に無差別に貼るなど閉口する行為も続いたので、一言だけコメントする。
はっきりいいます。
タイ人のみなさん、あなた達が怒ってどうなるのですか?
こういう人への愛情や国への義務にたいし感覚が薄い人間はどこにでもいるのです。
裏切る行為にもいろいろあります。
会社を裏切る。友人を裏切る、恋人を裏切る。親を裏切る。
でも一番人としてやっていけないことは「国を裏切る」ということなんです。
長い人生ですから、歩く道が違えば、一時的に友人や家族を裏切ることもあるでしょう。
でもそれらはいつかは挽回できるチャンスがあるのです。
しかし、国を裏切る行為に関してはそれはありません。
国とはその国民にとってゆりかごであり、母であり、家でもあります。
でも彼女はそれを一顧だにせず裏切った。
彼女にはそういうレッテルが一生ついて回るでしょう。
誰かが彼女を雇うにしても、そんな彼女を誰が100%信用できますか?
ハーバード大学の講師になるということですが、生徒のなかにはいるでしょう。
「・・彼女の姿さえ見たくない、ましては彼女の教えをうけるなど」
もう言葉を続けなくてもわかるでしょう。
国を裏切るとはそういうことなのです。
そんなことよりもタイ人のみなさんにご注意申し上げたいことは、熱くなりすぎて無関係の場所にまで迷惑をかけてはいけないということです。
ハーバード大学は今回あまりにもタイからの誹謗中傷が殺到しているためそのFBからタイ人をブロックしたようです。
私のFBでもそうでしたが、まったく関係の無いところで自分の意思を主張してもそれはかえってタイ人の人間性を疑われることになります。
ハーバード大学の職員から
「・・彼女がタイを捨てるのも無理はない」
と思われたらそれこそ彼女を利する行為になると思いませんか?
それよりも、我々にはやることがあります。
裏切ってタイから去った人間たちが後悔するような、そんないい国を我々でつくりあげるんです。
我々にはそれをやる力があります。そしてそれは今日からできるんです。
去った人の不義理を考えるよりも、残っている人間でよりよいタイを作る方が先決なんです。
みなさんが理解してくれることを望みます。
ログインしてコメントを確認・投稿する