mixiユーザー(id:39118381)

2015年10月28日18:03

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チェーン、ベルト、シャフト…

ラジコンカー界で、4WDがメジャー化したのが80年代前半。
当時は、色々な試行錯誤でシステムが構築されていました。

基本は後にモーターを置いて後輪駆動なので、
前にどうやって駆動を運ぶかが設計ポイントとなります。


まず最初にメジャー化したのが、チェーン式。
見た目そのまんまで非常にわかりやすく、シンプル。
防塵などもあまり考える必要が無いのもメリット。

ただし、チェーンが伸びやすく整備が大変。
スライダー上をチェーンが滑るので駆動ロスも意外にある。
現在ではほとんど使われていません。


チェーンとほぼ同時期に、コクドベルト式も生まれました。
駆動音がほとんど皆無で静か。
引きずらないので駆動ロスも小さい。

しかしチェーン式の欠点である整備性の悪さはそのまま。
ゴミ噛みに弱く、シャシーがヨレるとコマ飛びしやすい欠点も。


しばらく経ってから、実車と同様のシャフトドライブが出てきました。
駆動系統を密閉しやすく、丈夫。 シャシーのヨレ等にも強い。
前後でユニットを独立させられるので整備性は良好。

しかし駆動を90度ヒネるロスや、構造の複雑化というデメリットが。
ボールベアリングの数もかなり多くなる。


…と、ここまでが大真面目なレース前提の4WDですが
なんと、ギアだけで前後に駆動を配分する4WDがあります。

現在、私が組んでいるコミカル車、中身がギアだらけで
実にわかりやすい4WDとなっています。
最初に見た時は「何じゃこりゃ、ワイノレドミニ4駆か?」と思ったけど
実際に手に取ると、実に合理的。

防塵も重視した強固なギアボックスそのものが、フレームも兼用。
余計なフレームが無いので意外にシンプル、駆動系のトラブルも出そうにない。

でも駆動系をバラすイコール車体全バラ、なので整備性はかなり悪いな…
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