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2015年10月21日17:48

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「インターステラー」と「プロフェッショナル」グレース・ケリー

「インターステラー」
クリストファー・ノーラン監督。荒れた地球から新天地を探しに宇宙に出る研究者達の話。信号のあった3つの他の星を一つ一つ調査するが波の星氷の星と問題ありで犠牲者も。高次元の存在表現が出てきたりするところ「2001年宇宙の旅」を意識してる感。当時の本格SFは今はレトロSFというか懐かしい趣ね。ただ、3時間は長い。伏線があるとはいえ前半40分過ぎてやっと宇宙船に乗るとかどうなの。編集して縮められるとこいっぱい。あと息子もいるのに娘しか気にしてないのがどうもひっかかり。娘の方は自分に似た子供だからのようで。映画でも危うく敵扱い。話的に家に残る息子の判断は偶然とはいえ正しかったことになるんだが。
ちょうど「プロフェッショナル」でグレース・ケリー見たからかな。自分に似たアウトドアの子供を褒めインドアのグレースを認めず、功績も褒めずという。よくわからないが父親の心理なのかしら。父親のほうが子供に同化心理があるらしいし。母親にはないよ。自分に似てる子供を贔屓。どうもそこが気になってしまうが。「俺の娘だからな」という映画としては誇らしげに捉えて欲しそうなセリフだが。父親に悪気はまったくないのだろうが、その裏に息子への失望が垣間見えるというか。「親には悪気がないゆえに余計傷ついた」「親って残酷」という吉野朔美の「いたいけな瞳」の中の一編「レンタル家族」を思い出したり。
「プロフェッショナル」のグレースの父親も悪気はなく。テレビで姉を持ち上げたのも子供達のバランスのため。親は等しく子供は幸せでいて欲しいもので。グレースの相手にいい顔をしなかったのにモナコ王との結婚には喜んだのもきちんとした結婚相手だからかと。とはいえ父親が冷たいからこそ父親に認めて欲しいと思ったからこそ。逆に多くのハリウッドスターのように身を持ち崩したりせずきちんとした人生を送ったのかも。運勢的には相性のいい親子だったのかもとも。皮肉にも。

と本編以外のとこが気になってしまった「インターステラー」。ヘイトキャラでもなくただ頭の悪い兄と賢い妹の比較のためとすればあんまりな。必要だったかな兄。兄関連カットすれば2時間に収まるし。逆に兄を設定したのになんらかの拘りがあったのか。

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