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2015年10月19日19:06

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舞台 「cocoon 」舞台「マトリョーシカ」とおまけ「ゴーンガール」

舞台 「cocoon 」
藤田貴大演出。原作漫画今日マチ子。沖縄のひめゆり学徒隊モデルだろうけど曖昧。戦時中の少女達の日々と悲劇。爽やかで残酷。前衛的な簡易セットを役者自身も動かす。台詞も独白も地の文も入り乱れて少女漫画らしい。音楽も綺麗。ちょっと朗読劇みたい。少女が蚕か蚕が少女なのか。繭の中の少女達は遊び戯れ。蚕のように繭のまま次々死んでゆく。繭という少女が皆を守るが彼女が失われ。子種を持つ成虫として汚された少女だけが残る。希望のような絶望のような。
舞台「マトリョーシカ」
三谷幸喜の舞台。ほぼ松本幸四郎、市川染五郎と松本紀保の3人芝居。ベテランと若手が芝居の一幕である殺人場面を演じるが、それを他人に見せて脅かそうとベテランが言う。やってきた花屋は推理物に詳しく。若手とベテランの翻弄合戦。花屋を交えたコメディ場面が面白い。
「ゴーンガール」
元になったスコット・ピーターソン事件は妻失踪、死体発見、夫に嫌疑、報道加熱、裁判有罪、服役冤罪訴え中と。事実が凄い。夫の報道と妻の復讐日記を同時進行する前半は面白い。娘も乗り出して見てた。それだけに後半は作った話感満載でどうも。娘どん引き。夫婦の痴話喧嘩プレイかと。
細かいとこだが昔「氷の微笑」でも同じこと思ったけど。監督が男性だから性差ゆえわからないのか女性の生殖器の扱いが粗雑さが。同じ状況には当てはめられないが男なら疑いを逸らすため去勢や睾丸切除するようなもんでは。そんな手段取れば馬鹿すぎて目が点になるわけで。イクシオンサーガかよと。当然この女も同性だと馬鹿としか見えないわけで。なのに凄いと思わせようとしてるのが滑稽で微妙。結局は監督の趣味かと。
「ソドムの市」の如く作ったパゾリーニ監督が自身がこの映画が好きな人は嫌いというくらい、敢えて不快な物を描いたとかじゃないだろうし。「アンチクライスト」みたくラース・フォン・トリアー監督自身の鬱を映したものでもない。人を傷つけたいのか自分の傷を現してるのかは作品に明白に出る。
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