最近のラジコン情勢に、ちょっとだけ近づいてみます。
現在のRCカー用モーターは、基本構造が以前と全く異なる
「ブラシレスモーター」が主流となっています。
名前の通り、カーボンブラシがありません。
よって、軸受以外はほぼメンテナンスフリーとなります。
今までのモーターは、外側のカンに永久磁石があり、
回転するローターにコイルをつけて、ブラシで電力を供給して
回転と共に送電するコイルを選ぶのが主流でした。
ブラシレスモーターは、外側のカンにコイルをつけて
ローター側が永久磁石となっています。
よって、回転する部分に電力を供給する必要が無いのでブラシがありません。
手っ取り早く言えば、以前は「直流モーター」で
ブラシレスモーターは「交流モーター」ですな…
見た目で大きく違うのは、モーターから出ている配線が3本になり、
位置を検出するセンサーが装着されています。
位置によって、モーター内部のどのコイルに電力を供給するかは
スピードコントローラーが決めています。
(工業機械系のサーボモーターと同じ理屈)
モーターを回す概念が全く違うので、今までの直流モーターの概念は通用しません。
スピードコントローラーも互換性がありません。
よって、初期投資が結構かかるという大きな欠点が…
配線が増える事によるレイアウトの問題も。
特性ですが、以前のモーターよりブン回りませんが… トルクが物凄く出ます。
以前のモーターの感覚でギア比を選ぶと、加速だけ凄くて
トップスピードが全く伸びません。 (超ローギヤード感覚)
ギア比をかなり高速寄りにして丁度いいくらいですね。
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