mixiユーザー(id:13333098)

2015年09月28日22:33

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「アントマン」を観ました


以前、別の映画を観た際にこの映画の予告を観たのですが、「これは面白そう」と思いました。

アメコミ映画はネタ切れなのか、最近はもうよく分からない連中ばかりが映画化されています。
あるいは、スパイダーマンやファンタスティック・フォーみたいな、最近やったばかりなのにもうリブートというパターン。
アメイジングスパイダーマンなんて、完全に打ち切り状態で無残過ぎる・・・。

そんな中、この映画にはフレッシュなものを感じたのです。
主人公のヒーローが「ちっちゃくなっちゃった!」というのは、「デカいものこそ正義」なアメリカの価値観に反しているし、なによりアベンジャーズでは(この映画の中でもネタになっていますが)街を持ち上げて落とすみたいな、派手な演出が飽和状態になってしまっている中、ミクロな世界の映像が単純に新鮮に感だったからです。

実際に観てみて、期待した通りの内容で満足しました。
予告でも感じた通り、コメディ色が強いのも良かったです。
クライマックスの対決場所が、予告でも出てきた、おもちゃのトーマスが走る普通の家のリビングというのが素晴らしい。

小さいだけでなく、アントマンのユニークな特徴が、様々なアリを自在に操れる事です。
それぞれのアリが特徴を生かして活躍する場面は非常に楽しいです。
最初はただの虫なのに、いつの間にか感情移入させてしまう点も見事です。

どれもそれなりに面白いアベンジャーズシリーズの中でも、かなり良く出来たレベルの作品だと思います。
まあ、ギャグは時々スベってますが・・・。
吹き替えで観たからかもしれませんが、もうちょっとうまく演出していればもっと笑えただろうにと、惜しく感じた場面が多かったです。

それにしても、第一作ということもあって、アントマンの成り立ちを非常に丁寧に描いていますが、そこってそんなに重要でしょうか。
「こういうヒーロー」という点が伝われば、それがどういう理屈とか、開発者側の問題とか、どうでもいいと思うのですが。

「オッス!俺、アントマン!ちっちゃいけど、これでも正義の味方なんだ!」というセリフでいきなり始まっても問題ないでしょう。
どう描いたって、荒唐無稽な設定なんですから。
この映画も、序盤は結構そういう部分で時間を使っていて、そこがちょっとじれったかったです。

アベンジャーズ入りということになりそうですが、個人的にはあいつらとは別に、独自の路線を進んで欲しかったです。
日本の漫画やアニメにあるような、日常的で、ささいな問題を解決するために活躍するヒーローだっていいじゃないですか。


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