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2015年10月12日15:38

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「屍者の帝国」を観ました

ちょっと前に、友人に誘われて観てきました。
本当に、こんなアニメ映画の事なんてまるで知らなくて、かなり断ろうという気持ちも強かったのですが、基本的に「せっかく誘ってくれたのだから」と断らないようにしているので、行く事にしました。

日本の、すでに亡くなってしまった作家による未完の作品を、他の作家が完成した原作をアニメ化したということです。
前日にちょっと検索したら、死体を動かして労働力にするのが日常的となったパラレルワールドで、19世紀の世界を舞台にしたSF作品ということ。
よく分かりませんが、ゾンビが暴れてくれるなら、まあいいかという感じです。

ただ、個人的にはあまりアニメが得意ではないのです。
好きなものはありますが、基本的にいわゆるアニメっぽいアニメは苦手です。
異常な絵柄とかいちいち派手でゲンナリする演出とかもありますが、なんて言うか、それ以上に非常に気持ちがイラ立つようなものを強烈に感じる事が結構あって困ります。
以前誘われた「サマーウォーズ」がそうでした。
つまらないのならまだ良いのですが、猛烈にムカつくのだけは勘弁です。
もちろん普通の映画でもそういう可能性はあるわけですが、自分はアニメに多いんですね。
単純に、想定されている観客では無いのですから、こちらが悪いだけだとは思いますが。

それで、この映画はどうだったかというと、別に頭には来ませんでした。
まあ、色々思うところはありますが、暴れたくはなりませんでした。
ただし、やっぱり自分は想定された観客のタイプでは完全にありませんでした。

簡単に言うと、とんでもないゲイアニメ(男色アニメ)だったのです!

登場するのは、見た目が女性っぽくても男性か、男性っぽくて男性の人、つまり男性ばかりなのです。
主人公は召使い状態の死体を連れているのですが、どうやら生前は友人だったらしく、彼とどうにかまともなコミュニケーションをもう一度したい、と強く強く思っているらしいのですが、この思いがどうも完全にLOVEな感じなのです。

他にも、超強い旅仲間(仲間は全員超強い)がフンドシで登場するサービスシーンとか、他のカップルもみんなみんな男同士だったりして、本当に困りました。
主人公がいつこの友人の死体に「オレ、本当はお前の事が・・・スキだったんじゃ〜」とか言い出すのか、本当に怖かったです。

オッパイの大きな、やっぱり何よりも強いムテキ女性も出てきますが、結局ロボットというオチ。
どうしたって男同士の色恋を邪魔する奴は許さない雰囲気です。

序盤の、ゾンビ爆弾テロとかは面白かったのですが、とにかくこの男色描写が気になって居心地が悪く、楽しめませんでした。
それ以外にも言いたい事はありますが、キリがないのでやめます。
オチもユニークだと思いますがあまりにも唐突だし、屍者の帝国という設定とも全然絡んでいません。
もっとここをうまく組み合わせて史実を壮大にデッチ上げたりすればよほど面白かったと思います。

テレビアニメでも先日までやってた「乱歩奇譚」がやっぱり完全な男色アニメで閉口しました。
確かに乱歩は「孤島の鬼」で男色モノをやってますが・・・。

原作が好きだった友人に言わせれば、男色フレーバーは原作には微塵も無かったということです。
男色モノには一定のファン層がいて、映画を作るにはどうしてもそこを見込まなければならなかったのでしょうか?
その割には公開初日なのに劇場は閉店ガラガラでしたけどね!

ハッ、こういう層はレイト上映にウヨウヨと群がってくるのか?
夜の上映に行かなくて、本当に良かったです・・・。

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