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2015年07月28日20:27

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『クレオパトラとエジプトの王妃展』に行って来た。

日記タイトルは「いちおう」特別展のタイトルから取りましたが、今月もお目当ては完全に常設展の方でした、東博への月イチ訪問m(__)m

東京国立博物館「クレオパトラとエジプトの王妃展」
【展覧会HP】http://egypt2015.jp/
フォト
まあしかし、せっかくの特別展開催期間中ですから、先ずは平成館の方へ足を向けました。
けれども、端から本展にはそれほど興味がなかった上に、古代エジプトの歴史や文化に対して全くと言っていいほど知識もなく、おまけに、気持ちはややもすれば常設展の「お目当て」の方へと向かいがちで、さらには、会場内はそれなりの混雑具合だったのでキャプションや解説もほとんど飛ばし気味に観覧したため、本展の良さ、イマイチよーわからんやった、、、てのが正直なところです(・_・;)
エジプト関係の展覧会も、2、3年に一度くらいの頻度では、どこだかのミュージアムが大々的に取り上げて開催してくれてるように思うのですが、本展とそれらとの「大きな違い」がどこにあるのか? あまりよくわからなかったなぁ、て感じだったでしょうか。いえ、クレオパトラを筆頭に、エジプトの歴代王朝を支えた「女性たち」にスポットを当ててるというのはわかりましたが。。。
とまあ、そんな「マイナス気味」の感想を抱くのは、明らかに、こちら(見る側=わし)の「受け取り方」に問題アリと思います。「友の会の特別展観覧チケット消化のため」てのが第一の目的というような塩梅で、ホント、かなりテキトーに見飛ばした感じでしたから(;´∀`)
ただ、『クレオパトラとエジプトの王妃』てタイトルの割りには、クレオパトラに関する展示は「最後の1室分のみ」という、ちょっとインチキ臭い展示内容であったのも事実かと。。。いえ、クレオパトラに関係する史料や史跡は、ほとんど遺ってないらしいので、これだけ集めただけでも大したものなのかも知れませんが?
しかし、展示的には、このクレオパトラに関する展示がいちばん面白く感じたんですよね。
それは多分、クレオパトラの事績やその時代の歴史的背景とかを、おぼろげながらにも知ってるからだと思います。カエサルやアントニウス、オクタヴィアヌス(アウグストゥス)など、聞き知った名前も大勢出て来て、展示品にもグッと親近感が湧いてきました。現金なモノですな。
でもまあ、絵画・彫刻などの美術鑑賞ならまだしも、博物館の企画するような展覧会の鑑賞って、多かれ少なかれそんなもんですよね? とも。
展示品について、そのバックグラウンド(歴史的な、美術史的な、あるいは作家の来歴的な)がわかってて鑑賞するのと、まるでチンプンカンプンで、己のセンスだけで鑑賞するのとでは、感じ取れる「面白味」は格段に違ってくると思います。
つうわけで、「絶世の美女」と謳われるクレオパトラを表したとされる頭部の石像や(これが実際のクレオパトラを写実的に写したものだとすれば、言い伝えどおり、かなり美人だったんじゃないかと思います)、カエサルの胸像、そしてクレオパトラとカエサルの息子とされる(父親については、カエサルではないとする説もあるらしい)カエサリオン(プトレマイオス15世)の全身像など、興味をそそられる展示品が幾つかありました。
特に、少年時代のカエサリオンの像には、後に彼が辿る運命を知ってるからでしょうか? 何かグッとくるものがありましたね。
あと、展覧会全体の印象としては、、、先にも記したように、エジプトの歴史や文化に対して知識がない自分なので、展示品それぞれの価値や見所がどんなものだったのか? 正確には判断できかねるところもあるんですが、3000年以上も前の遺物がこうして遺って伝わってるってのは、それだけで凄いことだと思いましたし、また、人物を象った石彫の出来栄え、黄金や宝石をこまかく細工して造られた装身具の見事さなどからは、この太古の昔にして既にこの技術力か(;゚Д゚)! と、驚嘆させられたってことは確かです。マジすげぇっす、パネぇえっす! て。
ですので、全く面白くなかったわけでもないし、見に行って時間をムダにしたなんてことは、全然思ってはいませんですよ、ハイ。

と、ここからさらに常設展について続けて書くと、またまた長くなってしまいそうなので、本日の「真のお目当て」の鑑賞については、あすの日記に譲ることと致しますm(__)m

つづく。
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