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2015年07月21日00:52

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やける − 松本、そして羽生

ちょうど今頃の大道芸は、過酷を極める。
かつてカッパ橋の七夕祭りに出ていた時、
台風一過の好天に恵まれ、雲一つない快晴、
私たちは大道芸のシートに、トラックのシートを使っている、
それはゴムが引いてあって、防水性は抜群からなのだが、
太陽の熱を吸収し、地面の熱もしっかり捉えるから
熱い。
足の裏が焼けているのじゃないかと思えるほどだ。
私はやけどをして、指の間に水ぶくれを作ってしまった。

江戸時代の芸に、三味線の音に合わせて、猫を躍らせる
というのがあった。
どうやって仕込むのかというと、
熱く焼けた鉄板の上に猫を置いて、三味線を聞かせる。
猫は熱いから踊るように飛び跳ねる。
すると条件反射で、三味線を聞かせるだけで、
猫は踊り出すというもの。
今の時代だと、動物虐待になるだろうか。

松本は、雲一つない快晴。
やけどの経験から、私たちはシートの上に地絣と呼ぶ布を敷いていた。
しかし
全く効果が無いほど地面は灼け、
爪先がじりじり焼けていく。
ヒリヒリして痛い。
爪先をそっと上げてみるが、気休めにもならないうえ、
お客さんから見て変に見えるだろうと思い、
ひたすら我慢することにしたが、
翌日まで歩くのがつらいほど、足の裏が痛かった。
幸いなことに水ぶくれはできなかったが、
考えてみれば昔は皆裸足、熱さにも耐えられるはずなのだ。

羽生PA内の温度計は、40℃を指していた。
あの館林の隣なのだもの、
梅雨明けして晴れればそれぐらいにはなるだろうと、覚悟はしていたが、
この日は蒸して、人形を遣っている間中、息苦しさを感ずる。
これを後2回続けるかと思うと、ちょっと不安を覚えたが、
2回目の途中から曇りだしたので、ずっと楽になったうえ、
片付け終えた途端に猛烈な通り雨があって、
気温が一気に10℃位下がり、3回目は結構快適だった。

それでも今は、額と首筋がヒリヒリする。
しっかり日に焼けた。
この年になると、シミにしかならない。
キミエホワイト・・・か?
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