mixiユーザー(id:2142867)

2015年06月18日01:12

176 view

自由な関係

昨年の秋に両親を施設に入れなければならなくなってしまった。
その前からいろいろ兆候が表れだし、
たびたび田舎に帰っていたが
施設に入れたら入れたで、
両親の資産(大したものでないにしても)の管理や
家の中の整理やら、
季節に合わせての両親の衣替えや寝具の取り換えなどで
田舎に帰っている。

初めてこの冬を長期に留守にしたのだが、
水道管が破裂しないか、ハラハラドキドキものだった。
水道管は何とか無事だったが、
鉄管だったため、赤錆が出て大変だった。
実家に住まないかと言われたが、
私のように旅がたびたびあると、
厳寒地に住むのは無理だと思った。

最近は田舎での生活を求める人が増えてきているという。
法政大学総長の田中優子さんのコラムに、
農村に暮らす哲学者、内山節の言葉が載っていた。
「自然との自由な関係、
 労働との自由な関係、
 人々との自由な関係」
田舎での生活を求める人は、そういう自由な関係を求めてるのだろう
と、結んでいた。

「自由」をはき違えている人がいると、以前ここに書いたが、
上記の言葉はすっきりと胸に落ちてくる。

これは大道芸人に向けられた言葉とも取れる。
そして多分人形とも「自由な関係」でなければ
人形は遣いきれないだろう。

それにしても「自由な関係」を自ら断っている人の多いことか。
「自由」とは、
人に向けて発する言葉ではなく、
己に向けた言葉なのだろう。
2 0

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2015年06月>
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930    

最近の日記

もっと見る