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2015年05月25日01:15

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展覧会

先週と今週、続けて展覧会を見てきた。

先週は練馬美術館での「小林清親展」
日曜美術館で紹介されたのを見て、
ここに巡回してくるのを待っていた。

明かりと闇がダイナミックに表現されているのが特徴で、
見応えは十分。
しかも、同じ版木から生まれた異なった刷りを並べたのが
数点あって、
これほど印象の違うものになるかと、
これは面白い体験だった。

しかも会場内あちこちにベンチが用意されていて気が利いているうえ、
料金が安くて、
つい国立博物館での「みちのくの仏像展」と比較してしまう。
国立の料金は練馬の倍近くあるのに、
展示数が極めて少なく、
”見た”と言う感じがしなかったからだ。

今週はいわき市立美術館での「肉筆浮世絵展」

ここのところ気になるのは、上方と江戸の違い。
江戸の華の一つに喧嘩があげられるが、
なぜ喧嘩が多かったかと言うと、
言葉が通じなかったからだという説がある。
参勤交代などで全国から人がやってくる。
だから言葉が通じず、誤解が多かった。
そこで喧嘩になったという説。
言葉が確立してくるのが、元禄期頃かそれを過ぎてからか。
上方は長い歴史の中で、言葉が確立していた。
そこに文化の違いが大きく出てくる。
ところが私が学んだ歴史では、
「江戸」と一口に言って、それが時代を指すのか場所を指すのか、
実に曖昧なものが多かった。
それに気づいてから、気になるようになった。
今回の展示品の中に、上方のが数点だけだがあって、
人物のバランスや色彩などに違いが見つけられた。
嬉しい。
これからもこのことにこだわって見よう。

そして人形は、
受けた。
いわきの人は、優しいようだ。
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